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9月15日という、TikTokの売却までの期限が2週間と少しになっている。可能性のある買収の候補は2グループに絞られているとNYTは伝えている。
ウォルマートとマイクロソフトの連合とオラクルを中心とした投資家グループの2者だ。
ウォルマートとマイクロソフトの連合が買収した場合には、TikTokはよりECサイト的な性格が強くなり、オラクル・グループの場合にはユーザーの行動データを基に広告やデータサービス的な性格が強うくなることが予想される。
知らなかったが、すでにウォルマートはデジタルビジネスを強化しているようだ。すでにカナダのショッピファイと組んでAmazonに対抗していることは昨年報道されていたが、デジタルビジネスでも対抗しているようだ。
2018年にVuduというサービスを開始して、MGMにオリジナルのコンテンツを作らせて、その配信の中で広告をクリックして購入できるようなサービスのようだ。ただし、これは2020年になって売却されている。
トライはしているが、Amazonの域にはまだまだ達していないということだ。
デジタルネットワークにより、エンターテイメント、広告、EC、コミュニケーションなどの全てが融合してきており、その中で中心的なアプリやサービスを握ることがインターネットのサービス事業者だけでなくリアルな事業者にとっても重要になってきていることがわかる。特にTikTokのようなサービスは10代から20代の若い世代のサービスなのでウォルマートとしても次の消費者マーケットへの足掛かりよして重要だ。