毎日毎日、AIのニュースばかりだ。今度は、Googleの新AIモデル「Gemini 2.5 Deep Think」だ。、2025年の国際数学オリンピックで金メダルレベルの成績を収めたバージョンを基にしており、高度な推論能力を持っているのが大きな特徴だそうだ。ただし、Google AI Ultraサブスクライバー向けだから、月額36,400円だから、ちょっと使えない。
Googleの発表によると、Gemini 2.5 Deep Thinkに採用されている「並列思考（Parallel Thinking）」技術は、従来型AIに見られる段階的なプロセスとは異なり、多様なアイデアを同時生成・評価し、最も適した解を導く。この仕組みは、より人間的で創造性の高いアプローチに近く、単なるロジックでは対応しきれない複雑な課題にも柔軟に取り組むことができるという。
たとえば、Web開発のように試行錯誤を重ねながら進める必要がある分野や、科学・数学分野における新理論の発見、難度の高いコード問題の解決など、創造性や戦略的思考、段階的な改善が求められるタスクで真価を発揮する。
通常利用向けに提供されたバージョンは2025年の国際数学オリンピック・ベンチマークで銅メダル水準のパフォーマンスを持ち、処理速度にも優れる。これにより、高度な推論を維持しつつ、業務効率の改善にも寄与する設計となっている。
Geminiシリーズには「2.5 Deep Think」以外にも、汎用性を重視した2.5 Pro、より高速で効率的な2.5 Flash、ツール連携性に優れたGemini SDKなど、多彩なラインナップが用意されている。
マーケティング的観点では、国際数学オリンピックでの金メダル獲得実績は、技術力だけでなく信頼性・権威性の訴求に活用されている。一般ユーザーにとって分かりづらい技術指標を、世界的なコンテストの成果として分かりやすく示すことで、直感的な優位性をアピールしている。やはり、概念的な能力を示すには、このような例が分かりやすい。後楽園何個分の広さという形容と同じだ。
