昨夜の会合では、サッカーファンやサッカーを仕事にしてきた人が何人もいて、ワールドカップやサッカーの話で盛り上がった。選手の話から昔のサッカーの話まで一通り終わると、今年のワールドカップのカタール大会の話になった。この2年ほど新型コロナウィルスのために海外にサッカーを見に行けてないと言う欲求不満もあり、カタールに大会を見に行きたいと言う気持ちが少なくとも数人にはあるようだった。
4月に行われた抽選会に行ってきた人がいて、彼はカタールに試合を見に行くのを迷っていると話した。理由は、カタールには、何もなく試合と試合の間に、何もすることがないと言う。冗談か本気かわからないが、彼は見るべきものはラクダのレースぐらいしかないと言っていた。
このカタールに行くべきか、行かないべきかと言う議論はきっとあちこちで行われているのだろう。カタールの法律では、ドラッグを持っていると死刑になるし、抗議活動を行うと5年間の懲役となる。アムネスティ・インターナショナルは、ワールドカップの準備期間に移民の労働者の人権が侵害されたことに対する補償として、FIFAに4億4000万ドルを用意するように要求している。このようなことを聞くと、やはり愉快な国ではなさそうだ。
カタールではないが、前にサウジアラビアに1週間出張しなければいけないという仕事があり、1週間も酒が飲めなくなると焦って、代わりを見つけて、結局に行かずに済ませた。実際はホテルでは酒を飲めたようだった。
カタール大会が終わると、2026年のワールドカップは、カナダ・メキシコ・アメリカの三ヶ国の共同開催となる。三ヶ国の共同開催は初めてだし、国境を跨いだ大会も2002年以来となる。さらに、初めてと言えば、参加国が48カ国となるるは初めての大会でもある。カタール大会はすべての会場は、カタールと言う小さな国の中で行われるためコンパクトだが、2026年は北米全体で行われるために選手やメディア、それから観客の移動は大変だと想像する。
開催都市は、今日 6月16日に発表の予定だが、すでにトロントとバンクーバーが発表されており、この2つの会場で48試合のうち10試合が行われる予定となっている。全体の会場数は不明だが、48試合を考えると12から15と言うことになるのだろうか。候補になっている22の都市から残りは選ばれ、今日発表される。
2026年と言えば、ずいぶんと先に思えるが、その時が来ればきっとあっという間だったと思うのだろう。今のところ仕事のこともありカタール大会には行けそうにもないが、2026年にはどうなっているのだろうか。トロントは、MLBの仕事で何度か行った街だ。また行って見たいものだ。