昨日の夜はかなり寒くて、最初に入った店の出入り口に近いところに座っていたら体が冷えて今朝まで寒気を感じる。帰り道も寒かった。寒いということは泥酔していないということで、大変健康的だな。デジカメに入っていた、こんな写真の光も花も消えてすっかり冬だ。
先日、発見したのだが、Michael Connellyの新作がKindleでは買えなくなっているが、iTunesでは買えるようだ。Kindleでは2010年に出た本までは買えるが、2011年以降の新作はない。だからAmazonのサイトでは紙の本しか買えなくなっている。
iTunesで買うとiOSの端末しか使えないから、iPadかiPhoneにiBookをインストールして読むしかない。Kindleで買ったebookはiPhoneにKindleのアプリをダウンロードすれば読めるので、iPhoneしか持っていなくて読むものがないという時もとりあえず読みかけの続きが読めるし、サイズが小さくてもそう不便は感じない。なので普段はKindleで読んで、たまにiPhoneでも読めるというのは活字中毒者にはありがたい。
売る方からすれば色々な場所で買ってもらえるのが良い方法なのだろうが、Kindle版がないということは、iTunesが契約で縛って囲い込んだということになる。独占料を支払ったのか、1冊あたりの印税を独占の場合にはかなり高額にするのか方法は分からないが、何かのインセンティブがMichael Connellyに支払われているのだろう。
Michael Connellyのサイトでは、ebookのフォーマットが、Kindle, Nook, iTunes, Kobo, Sonyから選ぶようになっているがサイトがうまく動かないので、KindleとiTunes以外は調べていないが、多分 iTunesの独占だろう。
iTunesは音楽では確固たる地位を築いているがebookではこれから。Kindleの方が先行していると言ってよいだろう。iPadの発売以来、本や画像、映像の分野でもビジネスを確立して、iPadなどのハードの販売にまでつなげる相乗効果を考えるだろう。
Kindleもカラー液晶のFireを出してiPadの牙城のタブレットの分野を狙っている。日本でもついに発売になって話題になっているが、競争が激しくなってコンテンツの囲い込みが頻繁に行われると、買う方は今回の私のように困ったことになる。
少し前に楽天がKoboを出して不具合で問題になっていたが、楽天やSonyも同じように囲い込みを始めると本当に困ったことになる。競争は良いのだが、コンテンツの囲い込みはやめてほしいものだ。と言ってもebookのプラットフォームで最も有効な競争手段はコンテンツの囲い込みだから、明確な勝者が決まるまでは、同じようなことが起こってくるのかもしれない。
で、 Michael Connellyの昨年出た読んでいない本をどうやって読むかが現時点の検討課題。素直に紙の本で読むか、iPhoneで読むか、今度出たiPad miniでも買ってしまうか。最後の方法はタブレットの使い道は本を読むことと決めて、もう二台目のKindleを使っている身としてはちょっと考えもの。とすると素直に紙かな。
今日は曇っていて寒い朝なので散歩から帰って、もう出かけたくはない感じだ。渡部さとるさんの展示が冬青ギャラリーで始まっているが、今日は祝日なのでお休みだそうだ。たまにはプリントでもするか。