8月は今日で終わり。オリンピックがあったり、出張・休暇があったりして忙しかったが、土曜日は久しぶりの北京での休日。朝から雨降りで夕方出かけるまで写真の整理をした。
オリンピックの会場ではかなりの写真を撮ったが、そのなかからカメラの話題。上の写真は、北島選手が100mで金メダルを取った日、女子400m自由形の表彰式の時のもの。アメリカのケイティ・ホフ選手が銀メダルに終わり、イギリスのアドリントン選手が金、同じくイギリスのジャクソン選手が銅を獲得した。表彰後、イギリスの両選手は会場を一周した後、カメラマン・ブースの前でポーズをとっている。
その時に反対側から撮った写真。 他の日にもカメラマンが白いレンズを使っているか、黒いレンズを使っているか注意してみていた。写真を撮った時には白いレンズの勝ちと思っていた。
暇にまかせて数えてみたら、白いレンズ 17個、黒いレンズ 19個。ついでに別カットで国旗の影の2人も調べたらどちらも黒いレンズ。よって黒いレンズは21個。
スポーツ・イベントというと白いレンズがずらりと並ぶ印象があるが、予想に反して、11日の水立方のあるカメラマン・ブースでは黒いレンズの勝ち。それでも白が多く見えるのは色が目立つからだろうか。
デジタル一眼レフカメラ市場は、キヤノンとニコンの2社で80%を握り、プロ用機材ではほぼ100%の筈だ。このほぼも必要ないくらいだろう。
野球会場のこの方は黒いレンズ。カメラマンの登録はしていないようだったが明らかに仕事で撮っていた。雑誌社の方だろうか。
この方も黒いレンズ。記者章をつけて撮っていた。
この方は某スポーツ新聞社。巨大な白いレンズでプレー撮ったり、特に3塁側の日本チームのダッグアウトがよく見えるので中にいる日本人選手を撮っていた。私のカメラと違ってすごい望遠で表情までよく撮れるのだろう。でも、それを手持ちで撮れるのだ。さすがプロ。
こういう場所で写真を撮ると望遠レンズが欲しくなる。でも買っても次はいつ使えるのだろう。2016年に東京にオリンピックが来た時かな。
私の見た数日の数か所で、白が勝ちか黒が勝ちかは決められないが、傾向は分かる。でもいくら室内で使えるISO3200とかが実用化されても、カメラはシステムなので簡単に入れ替えるのだろうか。決定瞬間を撮れるかどうかが勝負なので、個人と違って金の問題は考えず導入できるのかもしれないが、どんな会社も予算の問題もあると思うが。
それと特にデジカメは使い勝手が圧倒的に違うので、機材を変えると慣れるのが大変。そう考えると、実は白いレンズの印象が強いが黒いレンズも伝統的に報道の現場では強いということか。
結論としては、このオリンピックの結果は私には分からない。
日曜日の今日は朝から真っ青な青空。夕方に約束があるので、どこかにカメラを持って出かけようか。
【写真追加】
8月10日柔道会場
この写真を撮った時に黒いレンズが多いと思ったのがきっかけで他の写真を撮った。室内ということが関係するのだろう。