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残念ながら支援した候補者は落選した。それより、もっと残念な結果は投票率が前回よりも下がったと言うこと。
今回の選挙はいくつかの点で市民にとって重要な課題があったはずだが、市民全体の関心は低く投票率を下がってしまった。
今回の選挙ボランティアを通じて、地方選挙でも国政選挙でも同様だが、多くの人にとって選挙と言う制度で自分の意見を言うことをが見えなくなってしまっていることを感じた。投票しても何も変わらないと感じているのではないだろうか。その結果、一部の政党の支持者などの狭い範囲の人の意見が反映される政治になっている。本来は、多くの人の1票の積み重ねが結果を出すのだが、選挙では何も変わらないと考えている人が多くなっているのではないだろうか。
民主主義は、選挙を通じて民意が反映されるはずの政治システムである。しかし、第二次世界大戦後に今の政治システムできて77年。選挙を通じて政策を変えると言う本来の意義が理解されなくなってしまったように感じる。
支援した候補者は、政策を訴えたが、無関心と言う厚い壁に跳ね返されてしまったようだ。この77年の、どのように投票しても、政治や国が変わらなかったという徒労感なのだろうか。国政選挙でも、驚くような人の当選に呆れるしか無いが、政治が、そのような、個人の意思や未来を変えるシステムという主旨が理解されていないように感じる。
選挙期間中に、聞いた「政治に無関心であっても無関係ではいられません」と言う言葉がまだ耳に残っている。