CanonとFacebookの明暗

by Shogo

同じ日の新聞に出ていた2つの記事。キヤノンの減収とFacebookの増収。どちらもモバイル機器の影響だ。

キヤノンの減収の要因は2つあり、最初は中国の景気の減速にともなうもので、2つ目はスマートフォンの影響を受けてコンデジの売り上げが予想以上に減ったためだそうだ。これはキヤノンだけではなく、すべてのカメラメーカーに当てはまるので各社の中間決算の数字は良くないだろう。

Facebookの好調の要因は、モバイル端末向けの広告事業の好調さのようだ。Facebookの使用の場はモバイルが中心だから、そちらにシフトするのは正しい。それにしても、Facebookはやたらと広告がタイムラインに現れるようになって、かなりウザイ。そろそろ、別のサービスがfacebookの果たしている役割を奪いとりそうだ。候補はLineとWeChatか。 Lineは韓国の会社で、WeChatは中国の会社。どちらも日本の会社でなくて残念だが、少なくともアジアの会社だ。WeChatはテンセントのサービスで全世界で七億人の登録者がいて、今のところ海外の登録者は7,000万人だが、メッシを使ったキャンペーンを始めたから、これからもう少し伸びるだろう。

こういうことになっていくと、犬の家族とかキノコの家族とかの広告キャンペーンをやっているけれど、携帯会社は単なる回線屋でサービスの中身とは何の関係もなく、忘れたられた存在になって(使用という点からは)サービスの会社がもっと前面に出てくるのだろう。

だが、Facebookがモバイル端末を出してハードに進出して失敗したし、Googleも端末事業はうまくいっていない。それでも、 サービスと端末というビジネスモデルで進出しようというケースはもっと増えそうだ。日本の会社もカメラメーカーとか、SNS対応は当たり前になりつつあるから、どうせ音声通話は必要ない人ばかりなので、本気で写真共有SNSサイト事業に進出というのはどうだろう。カメラの技術があるから、後はwifiとネットワークサービス構築力だ。どちらも難しくない。すでに始めていることをブランディングすれば良いだけのような気もする。どこか挑戦しないか。

写真は、ロンドンのメイフェアー地区のバークリースクエア公園。フランク・シナトラの歌にこの公園がでてくる。気持ちの良い場所だ。ロンドン滞在中は、近所のワシントンホテルが定宿だった。

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