Amazonの配達

by Shogo

Amazonはもはや世界中どこでも有力な販売店になりつつある。すでに本だけではなくありとあらゆるものが注文できる。本屋から百貨店になったということだ。2012年の日本での売上は78億ドルで、100円で換算すれば7800億円。ネット企業では楽天よりも上。百貨店の売り上げでは、伊勢丹三越、Jフロント、セブン&アイ、高島屋に続く売上となる。

電気製品でも価格ドットコムの価格の安いトップがAmazonということもあり、有力な小売りになりつつある。ファッションや食品・飲料まで取扱商品を拡大しているので、ネットの便利さもあり今後も成長が予想される。

日曜日の午前中に前夜の酔いからさめずに家人と話していて本の話になり、家人が「舟を編む」と「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の2冊を注文した。確認すると午前11時14分のことだった。それが、夜の8時過ぎには「舟を編む」が配達されてきた。注文してから9時間程度である。村上春樹の本は火曜日になるようだ。

発送案内のメールを確認すると午後4時4分で注文から5時間以内で発送が完了して、配達時間は4時間ほどということだ。自社倉庫から配達しているので可能なことだが、驚くべき早さだ。YoutubeでAmazonの倉庫の様子を見たことがあるが海外の倉庫はサッカー場がいくつも入る大きさで、コンピュータと人海戦術のミックスですごい勢いで発送が完了していた。楽天は注文の窓口だけなので、発送は個々の店になるからこれは不可能だ。楽天はこの弱点を知っているからか、自社流通に力を入れ始めたようだ。

こういう便利なことがあるとAmazonを使いたくなるのは当然だ。宅配の発達とともに日本の流通を変えてしまうことは間違いない。ただし、本屋はゆっくりと立ち読みしながらが一番だが、買いたいものが決まっている時は当然、Amazonになってしまう。注文した二冊を私も読むかは不明。

写真は、ロンドンのメイフェア

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