iPodと中国

by Shogo



地下鉄駅のポスター(王府井駅)

iPod

私の周りのにはiPodを使っている人が多い。正確な売価は知らないが、一般的に輸入物の電気製品は日本の倍の値段だ。私の周辺の若者の月収を考えるとiPodは安くない買い物だ。日本だとSONYとか韓国のiRiverなどもみかけるが中国ではあまり見ない。もしかしたら私の周辺だけかもしれないが。

平均月収

北京では大卒新卒の平均月収は2000から3000元と言われている。特殊な技能、例えば外国語が出来ると言うともう少し高くなるようだ。その月収から考えると、数千元すると思われるiPod nanoは安くないはずだ。

中国人の購買行動

中国では評判が確立されていないものは売れないといわれている。商品を買うと言うと言うよりも評判を買う。だから中国にはmy boomはない。人も知っていて評判が確立しているものなければいけないのだ。中国人の気質として自己主張は強いが人目を気にすると言われるが、これが購買行動にも影響するのだろう。

日本人との共通点

中国人の人目を気にする気質は日本人にも共通する部分だ。恥の文化とは要するに社会的規範に照らして自分の行動を決めようとすることだから基本的には同じだ。そう考えるとお中元やお歳暮とやたら豪華な月餅とか共通する部分も多い。

my boom

だから、勿論、日本人も人目を気にするわけだが、my boomのような他人の目を気にしない文化も生まれつつあるのは日本の文化が中国のそれに比べてやや成熟してきた証拠かもしれない。いや、成熟というのはおこがましくて、文化的には数千年にも亘って中国から学んできた日本人だが、高度経済成長やバブルを経験して、良し悪しは別にして、違った感覚を持ってきたということなのだろうか。

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