レストラン「96」の入り口
一見さんお断り
今週行ったレストランの「96」は一見さんお断りのようだ。表通りには何のサインや、レストランである兆候はない。わずかにこのレストランの名前でもあり、番地でもある「96」がこちらというサインが壁についている。でもこれを見ただけではレストランがあるということを知っている人にしか分からない。入り口にも住所である「96」というサインしかない。これも看板ではない、どの家にもついている住所の表示だ。
表通りをいつも通っている私も、そこがレストランだとはずっと知らなかった。
玄関を入って最初の丸い入り口
2つの四合院をあわせたレストラン
玄関を入って丸い入り口をくぐり、最初の四合院の庭に出る。その四合院の庭に向いた南向きの部屋がラウンジになっており最初にここに通される。席について話していると、お茶が運ばれてくる。
最初の四合院の庭 向かいがお茶を飲んだラウンジ
シャワー付きレストラン
お茶を楽しんでいると、次の四合院に案内をされる。次もきれいな庭がある。その庭の東に向いた部屋に通されると、その部屋は大きな丸テーブルがあり、ダイニング・ルームになっている。面白いのは、この部屋に付いたトイレは大きな部屋でシャワーもある。つまり、このレストランは一般の民家をレストランに改造したのでシャワーがあったりするようだ。
ダイニング・ルームのあった四合院の庭
味と値段
食事はどれも美味しく、特にどこの料理でもないような気がする。北京でも上海でも四川でもない。といっても私が知らないだけかも知れない。ともかく美味しかった。そして支払った値段は、一人250元程度なので他の高級なレストランやホテルのレストランと比べるとやや安いくらいかもしれない。
誰のためのレストラン
この場所を知らなければ誰かがふらっと入るようなレストランではない。事前に予約して行くような場所だ。2つも四合院を合わせて改造しているようなので、部屋はいくつもあるし、地下もあるようだった。私たちが行った日も、お昼ということもあるが他の客はいない。完全に貸切だ。と言って値段がばか高いわけでもない。どういう営業をしているのだろう。
表通りからのレストラン 何のサインもない