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マンチェスター・ユナイテッドの買収の行方が、しばらく前から話題になっている。所有者のアメリカのグレイザー家が売却を検討していると報道され、マンチェスター・ユナイテッドのことは人々の関心も高く、たくさんの推測や噂が流れている。なぜ売却するのかわからないが、同家のもう一つのスポーツチームのタンパベイ・バッカニアーズの経営に専念するとみられている。
有力な買い手とされてきたのは、イギリスの資産家のジム・ラトクリフ卿だった。しかし、新たな買い手が現れたようだ。カタールのグループが政府系ファンドの支援で買収の準備をしていると言う。
マンチェスター・ユナイテッドのライバルであるマンチェスター・シティーは、UAEのグループが支援しており、ニューカッスルはサウジアラビアの政府系企業がバックアップしている。カタールのグループがマンチェスター・ユナイテッドを買収すると、プレミアリーグは中東湾岸諸国の競合関係が持ち込まれることになりそうだ。中東のお金持ち国の代理戦争をサッカーで見るということだ。
買収金額は1兆円とも言われており、資金力のあるカタールしかと思っていたところに、さらに新たな買収者が登場した。イーロン・マスクである。先週、マンチェスター・ユナイテッドを買うとツイートした。その後、そのツイートは削除されている。しかし、買収について注視しているとして、金曜日の入札期限までに態度を決めると、イギリスの新聞が報じた。これは、タブロイド紙なので、東スポのニュース程度の信憑性だ。
でも、もしイーロン・マスクがマンUを買収したら面白くなると想像して楽しんでいる。