メジャーリーグベースボールは、チームの追加を検討している。現在は、ナショナルリーグとアメリカンリーグ合わせて30チーム。これは1998年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとタンパ・ベイ・レイズ(当時はタンパ・ベイ・デビル・レイズ)が追加された結果だ。その前のチームの追加は1993年のコロラド・ロッキーズとフロリダ・マーリンズだった。つまり1992年までは、26チームだった。
1998年から 30チームのMLBだったが、20数年ぶりに新たなチームが誕生する。これは、コミッショナー・オフィスが32チームを目指すと公言してきたから規定の路線だった。それが、近年には決定しそうだ。
現在、オークランド・アスレチックスとタンパ・ベイ・レイズは、球場の賃貸契約の満了を近日中に迎えることになり、新球場の建設やその都市への移転も含めて検討しているようだ。
オークランド・アスレチックスの現在の賃貸契約は2024年シーズン終了時に満了を迎える。しかしながら、現時点では新球場の建設も含めて計画の見通しが立っていないようだ。今までにフリーモントやサンノゼでの球場計画があったが既に撤回されている。このためにチームはラスベガスへの移転計画を検討していると今までに報じられている。ラスベガスへ移転をするのであればMLBは、アスレティックスに対して移転費を免除する可能性があるとも報じられた。
タンパ・ベイ・レイズについては、セントピーターズバーグ市はレイズを引き続き市内に引き止めるための計画を検討していると報じられている。
MLBの新チームの追加はこの2チームの移転があるのかどうかによって大きく状況が変わるために、この2チームの今後の新球場の決定後に検討されるようだ。
現時点ではMLBの新チーム追加に興味を示しているのはラスベガス、ナッシュビル、シャーロット、ポートランド、サンアントニオ、メキシコシティー、ソルトレイクシティと言うことだ。
MLBに2チームが追加されて32チームになった際に、今とは違うMLBの順位争いがみられそうだ。現在は東地区・中地区・西地区に分かれて5チームずつで、ポストシーズンの出場チームを決めている。これが、各リーグ16チームでは3では割り切れないので、どのようなフォーマットで行われるのか。今とは大きく方法が変わる。
そして、日本の球界にも大きな影響がでる。チーム数が増えるということは、選手も増えるので、日本の有力選手の移籍も増加する可能性が高くなるということだ。