LINEがユーザの個人情報を中国企業に委託していると言うことが、問題になっている。昨年、アメリカでTikTokが問題になったのは、中国企業は法律によってすべてのデータを国に開示しなければいけない義務があり、中国の企業に個人情報委託すると言う事は、すべて中国政府や中国共産党がそのデータを利用してすることができるということだ。これが安全保障に関わるとして、トランプ政権はTikTokの業務を停止するか、TikTokアメリカ法人のアメリカ企業への売却を求めたのだった。
LINEの問題で、出てきたのは事前承認だ。膨大な量の規約の中に、海外の企業に個人情報を移転することがあると言うことが書かれていた。しかし、何かのアプリを使い始めるときに規約を全部読む人はいない。これについては、重要なポイントについては別途サマリーのような形で承認を求めるべきだと思う。
個人的に失敗しているのは、LINEを使い始めるときにスマホの中の電話帳の共有をしてしまったようなので、電話帳に入ってる連絡先をすべて友達に自動で登録されてしまった。これもデフォルトで、そのような仕様になっていると思われる。スマホを使ってウェブを見ているだけではなくて、銀行口座の確認や振り込みを行う、商品の購入を行うなどを行っているので、もう少し注意が必要だと感じている。
そんな時に、ニューヨークタイムスで安全なデジタルライフを行うための5つの指針と言うことが記事になっていた。
それについて書いてみると、まず1番目は、弱いパスワードを使わないこと。多くが8文字より少ないパスワードを使っているそうだ。また問題なのはサイトをまたいでパスワードを使いまわすこと。
昨年はCovidをパスワードとして14%が使用していたと言うことだ。簡単なパスワードはすぐに推測されてしまうので避けるべき。記事の中で勧められているのは、パスワードマネージャーを使用すること。1Passswordは、毎月2ドル99セントかかるがお勧めされている。無料のものでは、Bitwarden があげられていた。
無料のものが怖いのは、使っている最中に倒産などの理由で事業停止してしまって、全てが失われると言うようなこともあり得る。使うのであれば、無料でないものにしたいと個人的には思う。
今使っているのはLastpassで、これはパスワードを作り出して管理すると言うよりも、使っているパスワードを覚えておいてもらえるものだ。今までは無料で全てのデバイスに使えたが、2021年3月16日からは無料版では、ユーザはPCかモバイルのどちらかを選択しなければいけなくなった。それで、今ちょうど今後どうするか考えているところだ。
もう少し調べてみなければわからないが、この記事の記者によれば、1Passswordがお勧めされているので、毎年4000円程度を払ってそれにするかどうかもう少し考えてみる。
記事による第2の指針は、2段階認証を必ず行うこと。これは多くのアプリやサイトで求められているので使い始めているが、拒絶もできるので、できるだけ拒絶をしないで2段階認証に行うことが必要のようだ。第3番目は、ソーシャルメディアなどで個人情報をできるだけシェアしないこと。これには写真を投稿するときに、位置情報を必ず使用しない設定にしなければいけない。投稿されている写真の位置情報から住所が特定される可能性もある。
また、この記事にはないが、手のひらを撮影したりすると指紋が読みとられて使用されるリスクもあるらしい。
これについては早速、カメラアプリから位置情報を使用しないに設定変更した。
4番目は、スマホの中の連絡先をアプリと共有しないこと。ほとんどの事業者は、ユーザ拡大のために既存ユーザから連絡先を集めプロモーションに使用する可能性がある。
だから必ず、アプリの設定からどのような情報共有する日を見つけて、全て共有しないに設定し直さないといけない。
5番目の指針は、疑い深くなること。メールやメッセージで送られてくるものについて、発送元がはっきりしないものについては絶対にクリックしてはいけない。最近よく送られてくるのは、SMSで荷物の配達に伺いましたが不在でしたのでと言うもの。これは絶対に無視しなければいけない。
ニュータイムスの記事に書かれていた5つの指針は以上だ。すべて簡単に始められることだから気をつけようと思う。ただし、1番面倒なのはパスワードの管理だ。オススメになっている1Passwordも含めて検討して早急に対策を取りたいと思う。