Apple WWDC2025

by Shogo

Apple WWDC2025が開催され、ネットではこの話題が多い。午前2時からなので、もちろんリアルタイムでは見ていないが、翌日たくさんの紹介記事や紹介動画を見た。ファンは、すごいすごいと持ち上げているが、目玉になるような大きな発表はなかった印象だ。スマートグラスも、まだだ。整理してみると以下のようになる。

1. OSの名称統一と「Liquid Glass」デザインの登場

OSのバージョン番号を「26」に統一。iOS 26、iPadOS 26、macOS Tahoe 26、watchOS 26、tvOS 26、visionOS 26といった形で、リリース年と連動した分かりやすい命名になった。これは、事前に漏れていた情報なので驚きはない。

全OSに適用される新デザイン「Liquid Glass」もすでに報道されていた。半透明でガラスのような質感を持ち、周囲のコンテンツや光に合わせて動的に色や形が変化。UIのボタンやツールバー、ウィジェットなどが、まるで曇りガラス越しに見えるような視覚効果を持つ。これは確かに、今回の発表の動画で見るとかっこいい。少しArcに似ているかもと思っていたが、似てはいても、遥かに良い。例えば、iPhoneのロック画面で、時計や通知の表示が背景画像に溶け込むようにデザインされているのが美しい。

2. Apple Intelligence

「Apple Intelligence」のAI機能の強化も発表された。ライブ翻訳やビジュアルインテリジェンスは面白いのだが、日常でどれだけ使うだろうか。FaceTimeでのライブキャプションは、非英語圏の人と話す際には良さそうだが、その機会はあまりない。ビジュアルインテリジェンスも、画面上のアイテムをAIが認識し、ChatGPTやGoogle、Etsyなどで類似商品を検索可能というものだが、スクリーンショットなどから即座に情報検索や購入することはあまりない。

やはり、今回の発表で期待外れなのは、Siriの強化がなかったことだろう。これは、他社のAIを利用していて自社開発がないということから仕方ないのかもしれない。Appleには、他社のサービスを利用しても良いので、Siriを根本からAI対応に作り変えてもらいたいものだ。

3. 各デバイスの主な新機能

一番興味深かったのは、iPadOS 26ふだ。マルチウィンドウが使えて、Macライクな操作性は使い勝手は良さそうだ。ウィンドウのリサイズや自由な配置、Macの「プレビュー」アプリ移植などは使うだろう。

macOS Tahoe 26

デザインを別にすれば、あまり大きな変化はない。Spotlight検索が大幅進化したそうなので、これは早めに試してみたい。iPhoneの「ライブアクティビティ」

watchOS 26や。Vision Proも進化しそうだが、これは、そもそも持っていない:

今後のスケジュール

パブリックベータ版のリリースは7月提供予定で、正式リリースは秋だ。まだまだ先のことだ。AI各社の発表に比べると、驚きが無く、目玉のない発表になった。2027年には、iPhoneの20周年。そろそろ、スマホの先のデバイスを見せてほしいものだ。それは、Appleではなく、OpenAIとジョニーー・アイブの会社から出るのだろうか。

You may also like

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!