YouTubeの人気

by Shogo

ニールセンは、1月のテレビとストリーミング全体の視聴使用状況を発表した。このレポートによれば、1月のテレビの総視聴時間は寒波とNFLプレーオフの影響で3.7%増加した。

今回のレポートでも、YouTubeが、アメリカで最も視聴されたストリーミングサービスとなった。YouTubeはテレビ視聴全体の8.6%を占め、Netflixは7.9%だった。YouTubeは、12ヶ月連続でトップの座を維持しており、テレビ視聴での強さを示している。ユーザー生成コンテンツ(UGC)への傾斜と、テレビでのYouTube視聴が増えていることを反映している。

レポートでは、NFL視聴で増えたとは言え、通常のテレビ視聴のシェアは24.2%、ケーブルTVは27.9%。これに対して、ストリーミングは全体で36%と圧倒的なシェアを維持している。ストリーミングのトップはYouTubeで8.6%、2位に7.9%のNetflix。3位はAmazonPrimeVideoで2.8%と上位2社から引き離されている。4位にはHuluの2.7%、5位にDisney+の1.9%、6位にpeacockの1.6%、7位にtubiの1.5%、8位にmaxの1.3%、9位にRokuの1.1%、10位にParamount+の0.9%、11位にplutoTVの0.7%、その他が5.3%となっている。YoutubeがトップだがNetflixのシェアも高い。「Fool Me Once」が人気だったようだ。

YouTubeの人気は相変わらず高い。アメリカでのテレビ画面でのストリーミング視聴の8.6%を占め、12ヶ月連続でトップ。注目すべきは、アメリカで視聴者がテレビで1日平均10億時間以上もYouTubeを視聴していることだ。この驚異的な数字は、YouTubeが単なるビデオ共有プラットフォームを超え、家庭のリビングルームでのエンターテイメントの中心になりつつあることを示している。投稿クリエイターによるコンテンツと、視聴者の多様な興味や好みに対応するYouTubeの柔軟性が、この成功の鍵だろう。日本での数字を探してみたが発表されていない。

ユーザー生成コンテンツ(UGC)の人気は、特にZ世代で顕著だ。彼らは従来のテレビ番組よりも、UGCを好む傾向にあると言われる。この嗜好は、YouTubeに投稿する多様なクリエイターによるコンテンツによってさらに強化されている。

UGCが好まれる理由はいくつか考えられる。まず、UGCのリアリティと真実性だ。個人によるコンテンツは、大手メディアにより制作編集されたコンテンツよりもリアルで真実性が高いと感じられると思われる。また、個人的なつながりも重要だ。投稿クリエイターと視聴者の間に個人的な関係が築かれることで、視聴者はより深い共感を感じる。

コンテンツの多様性と創造性も要因だ。UGCは多様なトピックやスタイルを取り入れ、新鮮な視点で作られていて、ロングテールで多くの視聴者を集めると考えられる。

さらに、デバイスのアクセシビリティだ。スマホやソーシャルメディアの普及により、UGCへのアクセスが容易になっている。Z世代が使うのはスマホ中心ということで、YouTubeは圧倒的に選択されるだろう。

それから、YouTubeのような投稿プラットフォームのコミュニティ感とインタラクティブ性も、人気の要因だ。同じ興味や趣味を持つコミュニティを形成し、そこに視聴者はつながりを感じ、コメントや共有を通じて、コンテンツに直接反応し、参加することができるからだろう。

YouTubeは最近、いくつかのマイルストーンを達成している。まず、YouTube MusicとYouTube Premiumの加入者数が1億人を超えた。これは、音楽とプレミアムコンテンツに対するユーザーの高い関心を示している。また、YouTube TVの加入者数は800万人を超え、YouTubeのテレビ向けサービスとして成長が続く。さらに、YouTube Shortsは日々の視聴数が70億を超えるなど、ショートビデオの分野でのYouTubeの影響力を強化していまる。

ただし、Z世代にはTikTokも人気が高い。YouTubeとTikTokの競争状況について分析すると、YouTubeは家庭などでの視聴において圧倒的な人気を持ち、テレビ画面での長時間の視聴が多い。一方で、TikTokはモバイルデバイスでの使用において優位性を持っており、短いビデオに特化している。TikTokが30分の動画投稿を試験的に導入することで、YouTubeとの競争が、今後さらに激化する可能性がある。

YouTubeが、エンターテインメントの中心になったことは間違いない。ニールセンによれば、YouTubeは一年間にわたって最も視聴されたストリーミングプラットフォームであった。YouTubeのCEO、ニール・モハンは、「かつてはメジャーな映画会社や制作会社と投稿クリエイターのコンテンツを全く異なるものとして捉えていたが、今日ではその明確な区別はなくなり、視聴者は伝統的なテレビ番組を見るようにYouTubeを視聴している」と発言している。その通りだと思う。身近なコンテンツこそ、もっとも強く魅力のあるコンテンツだ。

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