Googleがまた新しい機能を発表した。Gmailに配送追跡機能が加わったという。新たに追加された「注文(Purchases)」タブは、すべての購入関連メールと配送状況を一箇所に集約し、ユーザーがより効率的に荷物の管理を行えるよう設計されているようだ。これは、すでに日本でも、そのタブが現れている。確かに、先ほどメールを開いたときに、「注文 Amazon 本日のお届け」と表示され、これを開くと「追跡」のボタンが現れる。
Gmailの荷物追跡機能は2022年に初めて導入されたという。この初期機能では、追跡番号を含むメールを自動的に検出し、受信トレイに配送状況を直接表示する仕組みが提供されていた。2024年10月には「概要カード」機能がアップデートされ、購入、イベント、請求書、旅行の4つのカテゴリーで重要な情報を整理して表示する機能が強化された。
さらに2024年12月には、購入関連の概要カードに対して追加のアップデートが実施され、リアルタイムの配送ステータス追跡機能への素早いオプトイン機能が追加された。これらの段階的な改良を経て、今回の「注文」タブになった。
新しい注文タブでは、近日到着予定の荷物が整理されたリスト形式で表示されるようだ。各荷物には追跡ボタンと詳細確認ボタンが付いており、ワンクリックで配送状況を確認できる。24時間以内に到着予定の荷物は、従来通り受信トレイの上部にも表示され続ける。これは、現時点であは多くのものを注文していないので確認できていない。
注文タブと同時に、Gmailのプロモーションカテゴリーも更新されたそうだ。ユーザーは関連性の高いプロモーションメールで並べ替えることができるようになり、最も気になるブランドからのセール更新を簡単に確認できるようになった。
日本での利用可能性と対応状況
新しい購入タブは、世界中の個人Googleアカウント利用者を対象に、モバイルとウェブの両方で展開が開始された。日本でも利用可能とされているが、配送業者のサポート状況については注意が必要のようだ。
現在、主に米国の主要配送業者で利用可能とされており、日本の配送業者(ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便など)への対応状況は明確に示されていない。だが、私のメールに表示されているように、Amazon、楽天、ヨドバシカメラなどの主要ECサイトからの購入情報は既にGoogleアカウントの購入履歴機能で追跡可能であることが確認されているようだ。
荷物追跡機能を活用するには、Gmailのスマート機能とパーソナライズ機能をオンにする必要があるという。これにより、メールの内容から自動的に配送情報が抽出され、概要カードとして表示される。
このようなことも、AI技術を使って、ECサイトや主要配送業者との連携を行うなど手間やコストがかかっているだろうが、これも無料機能だということで、ますますGoogleの支配力が強化されると思うと怖くなる。