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昨日から大雨の週末。先週は国立競技場の最終日に行った時は夏のような日だったが 、今週は肌寒い。国立競技場の最終設計案が発表されたが、最初の斬新なデザインから比べるとやや普通の建物になって残念だ。アンビルドの女王の作品を現実に建ててもらいたかった。
大きすぎるとかの議論もあって反対の人もいるようだが、東京の中心に8万人のスタジアムがあってもおかしくはない。写真のロンドンのオリンピックスタジアムは開催時の8万人を終了後に仮設を撤去して6万人に収容人数を減らしている。それは、ロンドンには他に大きなスタジアムとして、サッカーの聖地のウエンブリーが8万人、ラグビーの聖地のトウィッケナムが9万人とすでに2つもあるし、アーセナルのエミレーツ・スタジアムも6万人も入る。それを考えると8万人のスタジアムが東京にあってもおかしくはないし、あるべきだと思う。
昨年、ウエンブリーと エミレーツ・スタジアムに試合を見に行ったが、それらのスタジアムに比べると国立競技場は残念なものだ。それはこの56年の歴史でスポーツが変わって、楽しみ方も変わったからだ。試合を見るだけではなく、食事をしたり買い物をしたりとスポーツの周りで要求される施設も必要で、今までの国立競技場ではその要求には応えられない。
近日中に解体されて2019年の3月には新しい国立競技場が誕生する。あの流れるようなデザインが失われたのは残念だが、建築費などを考えると仕方ない部分もあるのだろう。それでも2019年に新しいスタジアムを見るのが楽しみだ。