コーヒーが前立腺がんのリスクを下げるらしい。16もの追跡調査をまとめた研究者によれば、たくさんコーヒーを飲む人はあまり飲まない人に比べ、10%も前立腺の可能性が低いと言う。また進行性癌の可能性も12%低く、致命的な病気の可能性も16%も低いそうだ。
1日にもう一杯追加でコーヒーを飲むことで、その都度1%のリスクが低減されると研究者は提言している。
この調査は、BMJ OPENと言うイギリスの医学雑誌に発表されている。この調査は、108万人以上の参加者と57,757,732件の前立腺がんの症例から得られた結果だ。16の調査が含まれており、そのうち14の調査は、レベルの高いとされる。さらに、サンプル数が多いので、調査の結果は信頼できるものと評価されていると言うことだ。
しかし、飲むコーヒーの量は、本人の申し出の量で、数量的に正確に図られたものではない。それから、これらの研究は観察によるものであって、コーヒーと前立腺がんのリスクについては関係があることを説明しただけで、原因と効果についてはこの調査だけではわからない。
ずっと前から、コーヒーは毎日飲んでいる。それは健康に良いからではなくて、多分カフェインのために、コーヒーが好きなだけだ。昔は、コーヒーはどちらかと言うと、健康に悪いと思っていた。それは、焦げた豆から作る黒い液体だからだ。それに、昔のコーヒーは作り置きの、温め直しと言うような、酸化したものが多かった。今にして思えば、昔のコーヒーは本当に体に悪かった。
コーヒーにポリフェノールの1種であるクロロゲン酸が、含まれていることを知ったのは、ごく最近のことである。このポリフェノールには抗酸化作用があるらしい。しかし、このクロロゲン酸は熱に弱いらしく、浅煎りのコーヒーでないと残っていないと言うことも、その後で知った。どちらかと言うと、深煎りの苦味の強いコーヒーが好きなので、深煎りのコーヒーに、少し浅煎りのコーヒーを混ぜている。
コーヒーは、豆のままを買って、毎朝、ミルで自分で挽いて、コーヒーを入れる。最初は電動ミルを使っていたのだが、中国にいる間に電動ミルが使えなかったので、手動のミルを購入してそれを使った。そのセラミックの歯が良いのか、非常に細かく挽けるので、そのまま手動を使い続けている。
それに朝起きて、最初に手を動かすと言うのも、そう悪いことでもないと思っている。どちらにしても、魚の頭も信心からと言うような感じであることは間違いない。