藤岡亜弥「さよならを教えて」

by Shogo

昨夜は予定があって帰ってすぐに寝てしまったので、ふたご座流星群は見ずじまい。今朝はエルも起きなかったので少しよく眠れた。

ときどき覗く代々木上原の古本屋さんに、 藤岡亜弥の「さよならを教えて」が入っていたので先日買った。家でこの間から見ているのだが、もしかするともう持っていたかもしれない。同じ本を何冊か買うということはときどきある。何冊かといっても二冊が最大だが、発見すると気分が萎えてしまう。読もうと思って積読してしまうのが原因だが、気をつけないと。これから、家のどこかで藤岡亜弥の「さよならを教えて」をもう一冊発見するような気もする。

忘れっぽいのも立派な「老人力」がついて来た証拠だから、これからも「老人力」を育てたいものだ。

藤岡亜弥は前に写真のワークショップに通った時に知った写真家だが、この写真集とか、この前に清澄白河に赤々舎があった時に、そのギャラリーの最後の展示で見た古い写真が好きだ。日大芸術学部に通っていた時の下宿の写真だそうだ。

「さよならを教えて」は旅をする孤独感が感じられる。なんというのか分からない世界との距離感というか。ヨーロッパで撮られているせいか、他の理由かこのカラーの色味がすごく良い。ヨーロッパの風景と室内の写真が交互に現れて、友人であろう人々の写真が撮られている。その生活感が他の写真に現実感というか何かを与えている。

好きな写真集なので、もう一冊を発見したらオフィスに置いておくつもり。今、会社には森山大道の「光と影」がある。

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