カリフォルニア生まれのTODAI

by Shogo

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会社の宴会は、SOLANAの一角にあるTODAIというレストランであった。ここは食べ放題飲み放題のレストランで、夜は250元、昼は180元だそうだ。しかも日本の居酒屋の飲み放題と違って時間制限などはない。開店から閉店までいても同じ値段。

 入っていくと寿司カウンターがあり職人が寿司を握っていたりするので、TODAIは「灯台」かと思い、日本企業が経営しているかと思ったが、実はTOTAIはtodayの変形で、カリフォルニア発祥のレストランだそうだ。シーフードの食べ放題で人気が出て、アメリカ各地やアジアに進出しているとのこと。アジアでは韓国と中国にすでに出店。中国では中国企業がフランチャイズ権を購入して展開しているらしい。

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食べ物は和洋中華なんでもあり、質も悪くない。

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目の前で寿司も握ってくれるし、ステーキを焼いてくれる。待っているのがいやならば、テーブルの上の番号札を持って行ってウエイトレスに渡しておけばテーブルに運んできてくれる。

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飲み物もワイン、ビール、中国酒などなんでもそろっている。

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まだオープンして間がないというのに結構な混雑だ。家族づれなどでたくさんの人が入っていてほぼ満員だ。250元という値段は、1元15円なら3750円と日本の感覚からすると高くはないが、いつもの実質レート1元=80円なら2万円だから、かなり高価だ。質が良くて当たり前。でも我が家では一人2万円の食事には行けない。

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いっぱい食べて一杯飲んでSOLANAを後にした。店はかなり遅くまで開いているようで、帰りにはまだ明々としていた。

北京のレストランは中華では少ない気がするが、それ以外では食べ放題のメニューがあるところが多い。日本食やなどでも、そういうメニューを作っているところが多い。

なぜか考えてみると、中国人の人は中華でも大量に頼んでたくさん食べて、たくさん残すということが多い。だから食べ放題で好きなだけ食べ物があるということが当たり前という感覚があるのだろうか。もちろん値段が高くなるが、たくさん頼んで金額がいくらになるか分からないよりも上限が決まっているほうが楽ということなのだろうか。

レストランの方からすると、客単価が上がり、コストは食材だけで、サービスの手間が省けて儲けが大きいので有利だろう。

いずれにしても、私も含め日本人は残すのが嫌いだし、おいしいものを少しだけ食べたりしたいという志向のような気がする。 日本でサラダバー食べ方放題とかデザート食べ放題とか飲み放題とかあるが、すべて放題というのは無いと思う。

先日、送別会でセント・リジスのサンデーブランチの食べ放題に行ったのだが、やはり高級ホテルなので昼でも260元、これをシャンペン飲み放題にすると370元ほど。結構な値段だが、シャンペンがグラスになくなると、すぐに注ぎにくるし、食事もキャビアから牡蠣、ロブスター、ステーキとなんでもあり、11時から3時まで4時間の送別会をしてその値段だと、日本の感覚からすると安いが、先ほどのように実勢価格を考えると驚くほど高い。来ているのが外国人だけかと言うそんなことはないので、そのあたりが、今の中国が階級社会化していることの一つの例なのだろう。

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