年末年始で移動が多かった。飛行機も新幹線も外国人観光客が多かった。と言っても目につくのはアジア人以外の観光客なので、実際には思っているより、もっとインバウンド旅行者が多いはずだ。
JTBの発表によると、2024年のインバウンド旅行者数は、過去最高の3,310万人の見通しだそうだ。この数字は、対前年131.3%、対2019年103.8%だ。意外と圧倒的に増えた訳でなく、2019年に対して3.8%しか増えてない見込だ。これは個人的な感覚とは違う。円安でもっと増えそうなものだ。
これに対して、国内旅行者数は2億7,300万人(対前年97.2%、対2019年93.6%)と推計されている。また、日本人の海外旅行者数は1,450万人(対前年152.6%、対2019年72.2%)と推計されていた。海外へのアウトバウンド旅行者数は、コロナ前の72.2%と推計されていて、これは円安の影響だろう。昨年9月のフランス旅行で海外の物価の高さに驚いた。これでは、海外旅行にそうは行けない。
それでも、コロナ期間の反動で旅行には行きたいものだ。どこかに行きたいと思っていたら、Booking.comで最も予約された場所の前年比成長率の2024年のトップトレンドの目的地がリストアップされていた。
トップは、別府だった。世界の人も温泉は好きなようだ。日本の温泉都の称号を獲得した別府だから海外でも人気は高いようだ。火山泉で有名なニュージーランドのロトルアも8位に入っている。
ベスト10は以下の通り。Booking.comの説明を要約する。
(1)別府
温泉の街として知られる観光地。「地獄巡り」と呼ばれる8つの壮大な温泉地帯があり、砂湯や泥湯など様々な入浴方法が体験できる。鶴見山からは景色の良いパノラマビューが楽しめ、ロープウェイや徒歩での登山も可能。
(2)Vlorë(アルバニア)
ヴォロレはアドリア海に面したリゾート地で、ヨーロッパのモルディブと例えられる白砂のビーチが連なっている。新鮮な海産物を使った現地料理が名物で、近隣の首都ティラナへの日帰り旅行もおすすめだそうだ。
(3)Mérida(メキシコ)
メリダはマヤ文化が色濃い街で、占星術の解読やテマスカル療法などの体験ができる。チチェン・イッツア遺跡へのアクセスも良く、食べ歩きを楽しめるグルメの街。
(4)Portland(アメリカ)
ポートランドはサステナビリティを標榜するオレゴン州の中心都市。レストランやカフェが地産地消を心がけている。自転車の街としても知られ、専用レーンも整備されている。コロンビア渓谷のハイキングツアーも人気。
(5)Valkenburg(オランダ)
ファルケンブルグには中世の洞窟が残る街並みがあり、12月から3月にかけてクリスマスマーケットでにぎわう。
(6)Buenos Aires(アルゼンチン)
ブエノスアレスでは、人気のシェフによる斬新な料理が楽しめる。ストリートフードやヴィーガン料理も注目されている。タンゴショーなどの文化体験も充実している。
(7)Chemnitz(ドイツ)
ケムニッツは2025年のヨーロッパ文化首都に選出されており、音楽や美術、工芸品などの文化イベントが目白押し。カール・マルクスの巨大銅像がシンボル的存在。
(8)Rotorua(ニュージーランド)
ロトルアは温泉地帯で、マオリの文化が色濃く残る街。河川ラフティングや文化体験が楽しめ、温泉でリラックスすることもできる。
(9)Panglao(フィリピン)
パングラオは白砂のビーチが連なる島で、サステナブルなリゾートが点在している。ダイビングが人気で、近隣の島々を回る島めぐりツアーもおすすめ。
(10)Cairns(オーストラリア)
ケアンズはグレート・バリア・リーフへの玄関口で、スカイダイビングや熱帯雨林ツアーなどアドベンチャースポーツが充実した街。
このBooking.comのページを読んでいると、このリストの度も街にも行きたくなる。次はマルタと思っていたが変更しようか。2027年のラグビーワールドカップに行きたいと思っているが(ずいぶん先)、それに合わせて30年ぶりのケアンズも良いが、まず2026年のFIFAワールドカップに合わせてポートランドもありかな(これも先)