ラグビーワールドカップ2023開幕

by Shogo

ラグビーワールドカップ2023フランス大会が,パリ郊外のサンドニにあるスタッド・ド・フランスで開幕した。開幕戦の対戦は、開催国のフランスと過去3回優勝しているニュージーランド。現時点の世界ランキングは、フランスが3位、ニュージーランドは4位。試合はニュージーランドの勝利に終わり、主催国が勝利で開幕を祝うことができなかった。

この試合を、コンコルド広場のファンゾーンで観戦。街中に、世界各国のラグビージャージを着た人があふれ、お祭りのムードだ。イングランド大会のトラファルガー広場を思い出す。日本も東京の街の真ん中のオープンな空間でファンゾーンができれば良かったが、残念ながら、そうはならなかった。会場は、周辺が交通規制で車の侵入ができなかったために、ルーブル美術館でUberを降りて少し歩く。すでにファンゾーンのなかは立錐の余地もないほどの人で一杯だった。

ラグビーワールドカップは、4つのプールに分かれて、総当たりで試合をして、上位2チームがノックアウトステージの準々決勝に進む。

フランスとニュージーランドが所属するプールAは、世界ランキング上位4チームのうち2チームが入り、ここに入ったイタリア、ウルグアイ、ナミビアにとっては不運であった。このように、大会時点の世界ランキング上位チームが同じプールに入るのは、過去に何度も起こっている。これはラグビーワールドカップの仕組み上、かなり早い段階でプール組み分けを行うために発生する。

プールBも同様に、1位のアイルランド、2位の南アフリカが入っている。しかも、ここには5位のスコットランドが入っており、こちらは本当の死のプールだ。ここに入ったトンガとルーマニアは本当に不運だ。

しかも世界ランキング上位4チームがプールAとプールBに入ったために、ノックアウトステージの準々決勝では、プールAの1位がプールBの2位と対戦、プールBの1位がプールAの2位と対戦する。つまり、準々決勝の段階で、世界ランキング4位までのうち2チームが敗退と言う結果になる。その意味では、開催国のフランスを含めて、上位4チームがプールAとプールBに入っていることで、この2つのプールが死のプールと言える。

開催国のフランスは、初戦の相手にニュージーランドを選んだ。フランスの余裕を感じる。2019年大会では、開幕戦でジャパンが破れて、大会の雰囲気が壊れることをおそれて、強豪国は選べなかった。しかし、結果はフランスが27-13での勝利だ。この勢いで優勝するかもしれない。

日本代表は、プールDに入っており、最初の試合は、世界ランキング22位のチリと日本時間9月10日午後8時よりトゥールーズで対戦する。プールDにはランキング6位のアルゼンチン、8位のイングランド、12位のサモア、14位の日本、22位のチリが入っており、他のプールに比べると上位チームがいないのが幸いだ。ただし、最も弱いチリを除いて、残りの3チームは日本よりランキング上位で、このプールで3勝をあげるのはそう簡単ではない。初戦のチリとの試合も見には行かないので、スポーツバーでの観戦を予定している。

キックオフに近い時間にフランス空軍の飛行機がトリコロールカラーのスモークを出しながら、通り過ぎた。会場に行ったあとなのか、前なのか。たぶん会場は後でキックオフに合わせて飛んだのだろう。これは、日本ではできなかった。明るい時間に飛んで、日没前に基地に帰らなければいけないといわれた。だから、あまりにも早い時間で誰も見ていなかった。本当に残念なことだった。

それから、カラースモークは色付きの色素の落下物のために使えないということで、スモークも地味だった。だが、フランスは私が思い描いたイメージ通りだった。

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