「PARIS 光の回廊」小瀧達郎写真展

by Shogo

用事が済んだ後でお茶の水へ。時々行っているBauHausで小瀧達郎さんのパリの写真を見に行く。普段は見に行かない種類の写真展だが、今年ロンドンの写真を撮るのに悩んだのでパリがどう撮られているか興味があったのだ。

結論から言うと自分とはちょっと違う種類の写真だが、プリントの諧調など参考になることが多かった。被写体が違うのは、自分のロンドンの写真は写真を撮りにいっている訳ではなく空いた時間に会社の周りやホテルから朝か夜の散歩の際に撮っているので、パリを捉えようとする小瀧達郎さんの写真とは全く違うものだ。それでも何点か自分でも撮ってみたい感じの写真があって参考になった。

話に聞くとタンバールとヘクトールで撮っているということで、ピントの柔らかい感じに合点がいった。写真よりカメラに興味があった時に欲しかったレンズだが、タンバールは高すぎてとても手は出なかった。それであの諧調が出るならまた興味が再燃するが、レンズだけではなく現像やプリントの技や光を選ぶ撮影方法 もあるのでプロのまねをしてもうまくいかないだろう。そう思って物欲を押さえ込む。

印画紙はFomaのクリーム色のマットで、写真のノスタルジックな雰囲気によく合っている。サイズは、六切りというとところだろうか。もう少し大きいサイズで見てみたいとも思った。でも、個人的には縦位置の写真を撮らないと決めているが、今回の展示の写真はほとんどが縦位置なので縦位置ならサイズも小さくても良い感じだった。Tri-Xだと思う粒子感も美しい。きれいなプリントを見ていると自分も早く暗室を再開しなければと思いつつ帰ってきた。

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