下克上ワールドカップ

by Shogo

コスタリカに負けてしまった。

初戦でスペインに7点とられたコスタリカを相手に、ドイツに勝って勢いのある日本代表はどのような戦いをするか。気分的には楽観的だった。グループEでは、もっとも与し易い相手だ。

今回の日本戦では午後7時キックオフと、多くの人がみるであろう試合だ。開始後も、日本が試合を支配しているように見え、コスタリカの攻撃は脅威を感じなかった。楽勝かと思われた。

しかし、コスタリカは数少ないチャンスを生かし、ゴールを決めてしまった。その後も、コスタリカの固い守備に守られて、なかなかゴールを割れなかった。

試合終了間際に三苫が左側からドリブルで持ち込んでゴール前で機会を作ったが、結局はゴールにつながらなかった。

この試合の結果、スペイン対ドイツの結果が非常に重要になった。気になって寝付きが悪かったためか起きられたのは、すでに後半が始まる時間だった。後半にスペインがモラタのゴールで点を取り、期待感が希望が膨らむ。だが、ドイツのフュルクルクが、素晴らしいゴールで追いついた。このゴールも素晴らしかった。だが、気分的には最低だ。

結局、試合はドローになった。こうなると、ドイツには次のコスタリカ戦で必ず勝ってもらいたい。

日本のコスタリカ戦の敗戦は、必ずしも波乱とは呼べないが、カタール大会は、予想しない波乱が何度か起きている。大会3日目にアルゼンチンが、なんとサウジアラビアに敗れた。メッシの最後のワールドカップに暗雲がたれ込めた。そして、その翌日には、なんと日本がドイツを破った。過去4回優勝経験のあるドイツ勝利したことで、日本は一次リーグ突破に大きく踏み出している。その後、そのそれほどの大きな波乱はないが、イングランドがアメリカと引き分けている。

メッシのアルゼンチンは、第2戦のメキシコに勝利し、望をつないだ。この試合では、メッシとフェルナンデスがゴールを決めて、メキシコに快勝した。特にフェルナンデスのゴールは、日本の浅野のドイツ戦でのゴールのそのように、角度のないところから素晴らしいものだった。

順調なのはグループDのフランスぐらいだろうか。エムバペの素晴らしい活躍で2勝をあげて第一次リーグトップを既に決めている。彼のプレーをみるのは本当に楽しい。サッカーを見ていて気分が良いのは彼のプレーだ。

FIFAは、2010年にワールドカップをカタールで開催することを決めた。この決定は、買収などの様々な疑惑があり、FIFAの評判を大きく傷つけたことになった。灼熱のカタールでワールドカップを開催することによる、さらなる評判の悪化を恐れたFIFAは2015年に、11月から12月でワールドカップを開催する決定を行った。これは伝統的なサッカーのカレンダーのど真ん中での開催となり、選手やチームのコンディションに大きな影響与えているようだ。これが、波乱の要因の一つになっている可能性はある。

人権問題や言論の自由の制限、同性愛の違法など、カタールに対する批判は大きい。しかし、ピッチ上では、選手は全力でプレイをしている。シーズン中のために多くの選手は準備不足・休息不足の中での試合だ。このような状況では本当に何が起こるかわからない。日本代表の第2戦は残念な結果だが、次のスペイン戦では最低でも引き分けの結果を目指してほしい。

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