ChatGPTが100万人達成の新記録

by Shogo

相変わらずどこでもChatGPTの話題ばかりだ。昨年の11月にリリースされ、現時点の登録者数は不明だ。オープンAIはリリース後の5日間で100万人の登録があったことだけを発表している。

この100万人達成の時間で、オンラインサービスの最短記録をChatGPTが達成した。

これまでの最短の記録は、Instagramだった。Instagramのアプリのダウンロード数が100万人に達するまで2.5ヶ月かかっていたと言う。これと比べてみても圧倒的な早さだ。人工知能に興味のある人にオープンAIの実績が知られていたり、画像生成サービスのDALL-E2の利用者がいたとは言え、5日間で100万人に登録させるのは簡単なことではない。

オンラインサービスの100万人達成のランキングでは、Instagramが2.5ヶ月で第2位。Spotifyが意外と上位で3位の5ヶ月。4位が、Dropboxで7ヶ月。Facebookが5位で10ヶ月。Foursquareが6位で13ヶ月。ここからが少し長くなってTwitterが7位で2年。airbnbが8位で2.5年。Kickstarterが同じく8位で2.5年。Netflixは10位で3.5年。

Instagramは、ネットワーク効果で複数で広がっていくので早いのは理解できるし、Spotifyは当時はサービスとしては画期的だった。Dropboxは、無料の保存容量がもらえる紹介キャンペーンが大成功した。

ChatGPTについては、特に理由を考えられない。もともとAIに興味のある人が多く、DALL-E2のサービスを利用している人がいて、その人たちがすぐに登録したと言う事以外考えられない。

ビルゲイツが、近いうちにAIがホワイトカラーの仕事を奪うと発言したそうだ。それは別にしても、CahtGPTは確実にGoogleの検索エンジンを置き換えることだろう。インターフェースこそ英語だが、日本語で質問をすると、日本語で答えてくれる。試しに英語と日本語で同じ質問をすると、同じ内容が返ってくるので、英語で答えを見つけて日本語に翻訳しているようだ。それほど回数を使っていないのが、日本語でおかしな点があるわけでもないので、翻訳機能も優れているようだ。

Microsoftから、さらに1,000億円の投資があったようなので、ユーザが増えても対応するだけのコンピューターパワーは備えているようだから、一般的に使われるようになる日は近い。

ただし、問題は、初期のGoogleがそうであったように、このChatGPTをマネタイズする方法が現時点ではまだないようだ。当然有料化すると言う手もあるが、それでは利用者はあまり伸びないであろう。とすると広告モデルと言うことになるが、ChatGPTのインターフェースとへの広告を入れるのは難しそうだ。

近日中に有料バージョンのリリースを検討中でのようで、ChatGPT Proの事前登録を行なっている。登録したら、価格についてのアンケートがあった。だから、課金モデルと簡易版の広告モデルの2本立てになるのかもしれない。

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