FacebookとInstagramの認証アカウント有料化

by Shogo

FacebookとInstagramの親会社のMetaは、それぞれのプラットフォームで認証アカウントの有料化を導入すると発表した。これはTwitterが先に始めた青いチェックマークと同じ考え方で、月額料金を払ってアカウントの認証マークをつけて信頼性を高めることを意図している。

Meta Verifiedと呼ばれる認証マークは、まずオーストラリアとニュージーランドで利用可能になり、他の国にも展開されるそうだ。認証マークの月額利用料金は11.99ドルで。iOS端末で購入する場合は手数料が必要なので14.99ドルになる。

この認証マークを得るためにはオフィシャルの写真付きのIDを提出する。そして、認証マーク利用者は本名のみをプロフィールで使用することができる。これにより、著名人などのなりすましアカウントを防ぐことが防ぐことを意図している。

この認証マークは、FacebookとInstagramのプラットフォームで別々で、両方で認証マークを得るためには月額23.98ドルが必要。この新たな取り組みはTwitterが青いチェックマークで月額8ドル請求する仕組みと同じ。

アカウントの信頼性と言っているが、広告収入に依存しているMetaが、iOSのプライバシーポリシー変更により、広告収入が減少している状況を受けて新たな収益源の開発を目指しているものと思われる。

しかし、Metaの2022年広告収入は、前年より100億ドル以上減少しており、この認証マークの有料化がどれほど収益として貢献できるのか少し疑問だ。

しかも、認証マークの導入により、プラットフォームが荒れる可能性もある。認証マークがある程度普及することを前提に、認証のないアカウントについては、心理的に無責任な行動をとることが予想される。認証された正式なアカウントではなく、非認証アカウントとして何をやってもいいと言う心理的なたかが外れる可能性があると言うことだ。それでもFacebookは実名登録が多く、ある程度は荒らしは避けられるかもしれないが、Instagramのほうは少し心配だ。最近起こっている飲食店でのSNSテロ投稿のような行動することを助長しないかどうか心配になる。

荒らしを助長するかどうかは別として、TwitterやInstagram Facebookのようなサービスが、広告モデルかた一部とは言え、有料化するのはかなり難しい。多くの人は無料で使っていたものを、有料の認証マークを購入してまで使用するかどうか疑問だ。どちらも、ビジネスモデルの有効性の限界に来ている。

2月20日を過ぎると、すでに花粉の季節になったようだ。昨夜からくしゃみが始まり、今年もシーズン入を実感している。

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