Metaのオリジナル・ボット作成機能

by Shogo

Metaは、米国でAI Studio機能の提供を開始すると発表した。AI Studioは、Llama 3.1を使用してカスタムAIキャラクターを作成できるツールだ。クリエイターは、この技術を使用してオンラインやInstagramアプリ上で自分自身のボットを構築できる。

Metaによると、AI Studioは、誰もが簡単に独自のAIキャラクターを作成、共有、発見できるそうだ。技術的なスキルは一切不要で、多様なプロンプトテンプレートから選択したり、ゼロから作成することも可能だという。これがどの程度簡単なのかは、触ってみないと分からないので楽しみだ。

AI Studioの主な特徴

  • 幅広いプロンプトテンプレートから選択するか、ゼロから作成可能
  • 料理を教えたり、Instagramのキャプション作成を支援したり、ミームを生成したりするAIキャラクターを作成できる
  • 個人的な使用のために保存したり、フォロワーや友人と共有したり、Instagram、Messenger、WhatsApp、ウェブ上で幅広く公開できる

クリエイター向けの機能

  • よくあるDMの質問やストーリーの返信に素早く回答できる、自分自身の拡張版としてAIを設定可能
  • AIは、クリエイターに関する事実を共有したり、お気に入りのブランドにリンクしたり、過去の動画を紹介したりできる
  • Instagramのコンテンツに基づいてAIをカスタマイズし、避けるべきトピックを設定し、共有するリンクを選択できる
  • プロフェッショナルダッシュボードで、自動返信のオン/オフ、AIが返信する相手の選択などのAIとのやり取りを管理できる

Metaは、独自のAIであるLlama をはあやくから開発して、AIキャラクターの発表もしてきていた。すでに著名なシェフや写真家、インフルエンサーなどが作成したAIキャラクターがすでに公開されている。例えば、

  • Eat Like You Live There!: シェフのMarc Murphy氏による、旅行中のローカルな食事体験を豊かにするためのAI
  • What Lens Bro: フォトグラファーのAngel Barclay氏による、撮影に最適なレンズ選びをアドバイスするAI
  • Flip Pawsitive Affirmation Dog: 俳優のRocky Kanaka氏による、ポジティブな言葉をくれるAI犬
  • Sammy The Stress Ball: ミームクリエイターAssistants vs. Agentsによる、仕事のストレスを軽減するAI

どの人もアメリカでは知られた人なのだろうが、残念ながら誰も知らない。日本でのローンチでは、日本の有名人に依頼すべきだろう。しかし、それよりも自分で、AI Studioを使ってボットを作りたい。

これからは、Instagramのクリエイターは、自分自身のボットを作成し、ファンからのDMやストーリーズへの返信を自動化できる。AIは、クリエイターに関する情報を共有したり、お気に入りのブランドや過去の動画を紹介したりすることで、クリエイターがより多くの人々にリーチし、ファンがより迅速に回答を得られるようにサポートするのだそうだ。

この際に、クリエイターは、自身のInstagramコンテンツや避けるべきトピック、共有したいリンクなどを基にAIをカスタマイズできる。また、プロフェッショナルダッシュボードを通じて、自動返信のオン/オフを切り替えたり、AIが誰に返信するかを選択したりすることも可能だ。クリエイターAIからの返信には、AI生成という明確なラベルが付けられるため、ファンとの透明性も確保される。つまり、クリエイターは、かなりの作業を自動化出来るということだ。

AI Studioで作られたAIキャラクターは、Metaのアプリで使用できる。

  • Instagram: AIキャラクターを作成し、フォロワーや友人と共有したり、より広範囲のオーディエンスに公開できる。クリエイターは、ファンからのよくあるDMの質問やストーリーの返信に素早く回答する、自分自身の拡張版としてAIを設定できる。
  • Messenger: AI StudioのAIキャラクターをMessengerで利用し、チャットやアドバイスをもらえる。
  • WhatsApp: WhatsAppでもAI StudioのAIキャラクターを利用できる。
  • ウェブ: ai.meta.com/ai-studioやウェブ上でAIキャラクターにアクセスできる。

このウエブ上でアクセスできるのが、どの程度の範囲だろうか。例えば、自分のブログに組み込めるのだろうか。多分違うと思うが、そのような使い方が出来うrのであれば、面白い。

Metaは、この発表に際して、AIが責任を持って使用され、やり取りが楽しく安全であることを保証するためのポリシーが整備されていると述べている。AIの危険性や暴走については、安全なガードレールが設けられているということなのだろう。

AI Studioは、米国のユーザーに向けて提供が開始され、今後数週間でMetaの全ユーザーが利用できるようになる予定だそうだ。Metaのプラットフォームは、余り使っていないが、この機会に積極的に使おうかと考えている。

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