iPhone13が発表された。毎年iPhoneを買い換えるようなiPhoneフリークではないので、特に新しいiPhoneの情報をフォローいるわけではない。今使っているのは、iPhone 11で、まだ1 、2年は買い換える予定は無い。だからiPhone 13について情報集めているわけでは無いが、たまたま目にする記事によれば、特に目新しいアップデートはなかったようだ。
iPhoneに限らずスマートフォンは、既に何年も前から私たちが日常に使う小型のコンピューターとして十分な役割を果たすような進化を遂げている。しかし、企業はマーケティングの観点からは、毎年新しいモデルを出し、買い替えを促進している。これは、企業の論理としては当然の戦略で責められるものではない。
iPhoneが最初に発売されてからすでに14年、以前はテクノロジーの進化で大幅なスピードアップを実現したこともある。しかし、iPhone 13 と iPhone 12に比べると、10%スピードが速くなっただけだそうだ。
iPhone 13のレビューでは若干のデザイン変更等にも言及されている。この辺はマニアではない限りあまり関係ないだろう。
ただ、カメラについては、進化していると言う意見もある。実際Appleは、Hollywood in your pocketと言う面白いビデオを発表していて、カメラには興味が惹かれる。
この映像を見ると、撮影後にピントの位置を変更するような機能もあるようだ。
ただウェブには、古いiPhoneとiPhone 13で撮った写真を並べて比べているサイトがある。その写真を見てみると、そう目立った違いがないように見える。これは自分で使ってみないとわからない。
発表前の個人的な興味では、AppleはiPhoneのlightningケーブルをいつ止めるのだろうかと言うことだった。とりあえずiPhone 13では引き続きlightningケーブルが採用されている。lightningケーブルが、別の形式に置き換えられるのは、もう少し先かと思った。
Appleは昔から、その時代の主流の規格を捨てて、新しい独自の規格を採用してきた。だから、lightningケーブルに代わる規格も開発中だと思う。
だが、別の理由でlightningケーブルが変更されそうだ。理由はEUが、EU域内で販売されるすべてのスマートフォンやタブレットについては、充電のためのコネクターとしてUSB-Cを採用することを求める計画を発表したからだ。理由は廃棄物を減らすために、すべてのデバイスの充電ケーブルを統一しようと考えているのだと言う。確かにiPhoneであれ、アンドロイドであれ、その他のデバイスも含めて、充電ケーブルが統一されていれば、便利だし、不要なケーブルの発生を抑えられる。この法律は、EU議会で承認されれば2024年にも施行される。
これは、Appleには不本意だろう。USB- C はlightningケーブルに比べてはるかに大きい。限界まで様々の部品を小型化している中で、サイズの大きいUSB-Cを今使うと言う事は、Appleが最もやりたくないことなのだろう。
しかし、2024年に実際に、この法律が施行されれば、AppleもiPhoneを改良してUSB- C対応にするしか、販売できなくなる。ヨーロッパ向けだけに対応ができないだろうから、すべてのiPhoneがそういう仕様になるはずだ。テクノロジーは常に進化を続け、新しいイノベーションが生まれるはずだが、政治がそのイノベーションを規制すると言うのもいかがなものかと思う。