DAZNがプレミアリーグ放映権を失う

by Shogo

英プレミアリーグは、世界各国で、その放映権の入札を行っている。すでに、多くの決定のニュースが流れていたが、アジア太平洋地域ではまだ決定というニュースはなかった。

今朝見たSports Businessのサイトによると、韓国のEclat Media Groupが、DAZNを抑えて、日本での放映権を獲得したと報じた。また、同時に韓国内での放映権も獲得している。

プレミアリーグは、今回のサイクルの契約については3年契約あるいは6年契約の両方の可能性を提示していたが、現在アジア太平洋地域で進んでいる契約はすべて3年契約だと言うことだ。これが事実であれば、次のシーズンからの3年間、DAZNはプレミアリーグを放送できない。

Eclat Media Groupは、韓国では、SPOTVのブランドでテレビ放送と配信サービスでスポーツコンテンツ放送を事業を行ってきている。さらに、日本では2020年にSPOZONEのブランドでサービスを開始している。しかしながら、SPOZONEの現在のメインのコンテンツはメジャーリーグベースボールで、他には日本女子バスケットボールだけだ。現時点ではメジャーリーグベースボールに頼っている状況だ。大リーグファンは、どの程度、月額1300円を払ってSPOZONEに加入しているのだろうか。だが、そこにプレミアリーグが加わればDAZNに対してもある程度の競争力を持てる。

一方DAZNにとっては、プレミアリーグは、Jリーグと並んでメインのコンテンツであり、それを失う事はDAZNブランドを大きく毀損することになる。しかも2016年のサービス開始以来の始めての値上げを控えている。この56%の大幅な値上げを発表したばかりで、メインのコンテンツを失うことになるため、その影響は大きい。

Sports Businessの報道では、DAZNは、Eclat Media Groupに対して、SPOZONEからの日本のサブライセンス契約を交渉していることも伝えている。

このサブライセンス交渉の結果如何では、プレミアリーグの脱落と言う事態を受けて、DAZNは本当に値上げをするのかどうか、結果としてどれだけの解約が発生するのか少し目が離せない状況になっている。

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Appleがプレミアリーグ配信権に興味 – Marginal World Catalogue 2023-07-20 - 11:37 AM

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