2025年の世界陸上は、東京が有力との噂が以前よりあった。それが正式決定した。オレゴンで開催される世界陸上に先立って開催された会議で、ワールドアスレチックの会議で他の立候補都市を抑えて決定した。
他の立候補都市はナイロビ(ケニア)、シレジア(ポーランド)、シンガポールであったが、東京は4つの評価ポイントで最も高い得点を得たと、ワールドアスレチックは発表している。その4つとは、強い物語が語られる可能性、収益の機会、陸上競技の国際的な認知を高める機会、そして適切な気候だと言う。強い物語を語れる可能性について言うと、オリンピックに続くイベントと言うことでそのようなこともあるだろう。収益の機会は、もともと日本のスポンサーが多く、ワールドアスレティックにとって金払い良い国と言う事。国際的な認知を高める都市についても、今回の立候補都市に比べると、そう言って良いかもしれない。しかし適切な気候はどうだろうか。7月といえども猛暑があり、梅雨の期間中でありゲリラ豪雨も考えられる。
多分それらは、発表の際の言葉の綾であり、多分東京でやると言う事は規定路線だったのだろう。オリンピックを開催した都市は、北京やロンドンなど、その後世界陸上の開催地として選択されている。
2025年の東京での世界陸上は、1991年の東京、2007年の大阪、2011年の大邱、2015年の北京2019年のドーハに続き、アジアで開催される6回目の大会となる。
7月16日に開幕するオレゴン大会は新型コロナウィルスの影響で1年延期との開催となっている。だが、2023年のブダペスト大会は予定通り開催される予定だ。そしてその2年後が東京大会となる。
2025年には大阪万博も予定されており、国際的な交流の多い年となりそうだ。そして、2026年には名古屋でアジア大会も予定されており、国際的な交流の多い年となりそうだ。新型コロナウィルスで停滞しているインバウンド需要も回復して、経済的な波及効果も大きくなることを期待したいものだ。