ボイジャー1号

by Shogo

プロキシマ・ケンタウリについて調べた際に、ボイジャー1号のことが出てきた。

Wikipedia引用———————————————————–

プロキシマ・ケンタウリは、地球との近さから、しばしば恒星間航行の目的地として挙げられる。宇宙船に重力加速度と同等の等加速度運動が恒常的に可能であれば、速度だけならば減速を考慮しても約6年、10分の1の0.1Gでも減速込で約14年で到達可能となる。 しかし、ボイジャー1号 (17.3km/s) のような等速度運動では数万年単位(ボイジャー1号の場合は7.3万年以上)の年月を要する距離であり、21世紀初頭の技術で到達するには人間個人の時間スケールで考えれば膨大な時間が必要となる。

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ボイジャー1号は、人類初めて太陽系圏の外まで飛んで行ったそうだ。これは月着陸くらいすごいことだと思う。ボイジャーのことはなんとなく覚えているが、1号、2号と2機あったそうだ。1977年に打ち上げられたが、その頃には少し話題になった。ユーミンも「ボイジャー」というアルバムを少し遅れて発表している。

そのボイジャーだが、なにせ1977年の技術だから、搭載されているのは8トラックの音楽プレイヤーだし、コンピュータのメモリーはiPhone16Gの24万分の1だそうだ。確かに1977年だから、Appleで言えばApple IIが出たばかりだし、Nikonで言えばF2の時代だった。 Apple IIは記憶装置がカセットテープだったし、F2は完全機械式のカメラだった。そんな時代の技術が36年も飛んで、たった23ワットの送信機で太陽系圏外から通信しているからすごいものだ。

このボイジャーだが搭載されている金のレコードのことが話題になった。この金属製のレコードには各言語のあいさつや音楽が収録されている。27曲の音楽でなじみのないものもあるが、日本のものもある。良く知らないのだがきっと有名な曲なのだろう。それは、「鶴の巣籠り」という尺八の曲で山口五郎さんという人の演奏だそうだ。他には、

「ブランデンブルク協奏曲」
「ジョニー・B.グッド」    チャック・ベリー
「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 」   ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
「魔笛」     ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
「ペルー」     コンドルは飛んでいく
「Melancholy Blues」       ルイ・アームストロング
「春の祭典 」    イーゴリ・ストラヴィンスキー
「平均律クラヴィーア曲集」     ヨハン・ゼバスティアン・バッハ     グレン・グールド
「交響曲第5番(ベートーヴェン)」     ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
「弦楽四重奏曲第13番 (ベートーヴェン)」     ベートーベン

チャック・ベリーとかアームストロングを除くとクラシックに偏りがあって人類を代表するかと言うと良く分からない。ビートルズの「Here comes sun」を収録しようとしてレコード会社に断られたそうだが、他のポップスなども欲しかったかな。

ともかくいつの日か太陽系の外の宇宙で誰かが発見して聞くかもしれないと想像するとうれしくなるな。

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