「マグナム・コンタクトシート」展

by Shogo

銀座で少し時間ができたので、勧められていた「マグナム・コンタクトシート」展を見にRing Cubeに寄った。展示スペースは狭いのだが、コンタクトシートを丁寧に見ていたら時間がかなりかかって約束の時間に遅れてしまった。写真を見ていたことは内緒ね。

誰でも知っている写真のコンタクトシートはなかなか興味深い。残念なのは、カルティエ=ブレッソンのコンタクトシートはネガがばらばらに切り離されていて後で再構成したもので迫力に欠ける。彼も最初はそうしていたが、後にはコンタクトシートの価値に気がついて切るのは止めたという説明があった。

マグナムの写真は記録というかドキュメンタリーの要素が多く、その瞬間しかないものも多いのだが、それでもいろいろなカットを試して、何カットも撮ったりしていることもある。でも最終的には何カットも撮ったシーンではなく、1カットのシーンを選んでいたりするのは、素人でも同じだな妙な親近感が湧く。何度も見たことのある有名な写真のコンタクトシートは見ていて飽きないし、なるほどと思ったりこちらも良いかなとも思ったりもした。

後は今は使われていないフィルムだったのが興味深かった。Kodak Super XXとか、Plus Xなど聞いたこともないフィルムだ。ビートルズはTri Xだが、JFKを撮ったのは、Kodak Super Hypan。これも聞いたことがない。新しいところではサッチャーがKodak Safety Film 5063で撮られているが、これも聞いたことがない。クーデルカのプラハ侵略は、ORWOというフィルムで撮られている。これは当時のチェコのフィルなのだろうか。今ではチェコのフィルムはFomaだけだが。

有名写真家の、コンタクトシートには興味があるのですでに2冊は買っているがマグナムのはちょっと値段もはるので考え中。

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