新しいフィルムに挑戦- クロアチアのフィルム

by Shogo

このところ天気が気まぐれだ。曇りの予報でピーカンだったり、晴れの予報で曇りでゲリラ豪雨だったりと予想がつかない。お陰で新しいフィルムを手に入れたのにあまり撮れない。

そもそも日中はあまり写真を撮らず、朝か夕方、それも散歩の途中か会社の帰りだけだ。この週末に少し散歩の時に撮ったのだが曇ったり晴れたりでうまくいかなかった。ギャラリー廻りをしたが降りそうになったりでいい光が見つからない。

今回、新しく手に入れたフィルムは、efke(エフケ)。Fotokemika (フォトケミカ)の印画紙を注文した時についでに買ったのだ。Fotokemika はB&Hが扱っていなくて、Freestyleに注文した。efkeは、Fotokemika と同じ会社で作っているフィルムだ。どちらも売りは、古い製法で作っていることだ。だから、銀の含有量が多いということらしい。

フィルムにはハロゲン化銀の微粒子が塗られていて、これが光に反応して、さらに、それを現像することによりフィルムに塩化銀が形成される。最新のコダックや富士フィルムのフィルムは、銀の量を減らすために平たい銀の微粒子が使われている。それが、クロアチアのこのメーカーは最新テクノロジーではないので、古くからの銀の微粒子が使われているということだ。

たとえは良くないが、最新式工場で作られる焼酎でなく、昔からの手作り焼酎というかんじだろうか。最近は、何につけても新しいものに惹かれないが、古くて伝統的なものは何でも本物感がある。もちろん新しいから良いものはたくさんある。すぐに思いつくのは、夏だからシャツだ。昔はテニスやゴルフをする時は、ポロシャツを汗をかいて着替えながらプレーしたものだが、最近の新素材は汗がすぐに乾くので着替える必要はない。ほら、新しいものも好きですよ。

現在日本で変えるモノクロフィルムの長巻きは、コダックのTri-XとT-max, イルフォードのDelta,Kentmereくらいだが、海外の通販サイトではまだまだ種類がたくさんある。なかでも不思議なのはFreestyleのストアブランドで何種類かあるが、今までに使ったことがあるのが, LegacyProだ。これは富士フィルムのOEMで中のリングにはFuji Filmの刻印がある。ISO100とISO400がある。これがAcrosとPrestoと全く同じものかどうかは知らない。使ったのはISO400の方だが、Prestoと似ている気がしたが正確なところは分からない。これが、期限切れが近いものは25ドル程度だから、これを36枚撮りに巻くと、一本当たり100円だがら財布に優しい。

ともかく、Efkeだが少し巻いて見たが、青緑のハレーション防止層があって不思議な色をしている。それから、まだ巻き終わっていないのでよく分からないが、芯なしトイレットペーパーのような感じだ。困ったのは、最初の方に糊が20cmほどついていて、それが絡まってまるまる1本分巻くのを失敗してしまった。

Efkeは最近、中野のフジヤカメラでも扱い始めたが、数週間おきに行っているのに、行った時にはもうISO25しか残っていなくて、いつも400を使っている私には扱い辛そうで止めたことがあったので、今回買ったのはISO100。これならば2段違いで何とかなりそうだ。

Efkeのパッケージを見て思うのは、ヨーロッパだなということ。まず、100フィートの表記ではなく、30.5メートルということ。それから、ピリオドではなくコンマで小数点以下を表示していること。ヨーロッパで数字を見て、コンマとピリオドが逆でとまどう。それから、ここにはないが、日付の表記で月と日が逆なことだが、それはパッケージには記入されていない。

今朝の散歩でEfkeを使ってきたが、現像はしばらく先だが、写りが楽しみだ。

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