プロ野球でのコロナ対策の実験

by Shogo

プロ野球が観客を収容人数の80%以上入れる実験を始めると言うことだ。

今は収容人数の50%が上限になっている。これを80%まで上げる実験が行われるのが、横浜スタジアムで、今の条件では16,000人までしか収容できないが、これが24,000人にな、8000人増えると言うことだ。

映像を使って、スタジアム内の人の流れを記録したり、混み具合を調べるようだ。

私は素人なので楽観的だから、間違っているかもしれないが、マスクをして黙っていると感染のリスクは少ないと思う。もちろん一人一人が注意を払ってどこにも触らないようにするか、触った場合もアルコールなどで消毒をすると言うようなことをしていればたくさんの人が集まっても感染のリスクは低いような気がする。今までに言われているソーシャルディスタンスも、黙って座っている限りは1.8メートルも必要ではないのかもしれない。これは私の素人の感覚的な話なので間違っているかもしれない。

問題は、しゃべったり大声を出したりするとマスクをしていてもマスクの隙間から呼気や唾液がマスクから漏れ出て飛ぶと言うことだ。大学の授業も教師はしゃべるが、学生は聞いているのでリスクは低いような気がする。実際に人がしゃべる時は、たくさんの唾が口から飛んでいる。これはオンライン授業するようになって実感した。パソコンの前で長い時間しゃべっているので、パソコンの画面やキーボードに唾の跡が付いていて時々拭き取ることになる。写真の展示会を見に行く時に、ハンカチを口に当ててみるが、あれも単なるエチケットではなくて意味があると思い知らされた。

問題は、スポーツのような、どうしても応援などの声が出てしまうような機会だ。なるべく静かに観戦しましょうと言うようなアナウンス流れるのだろうが、人はつい興奮してしまい我を忘れてしまう。対応としては、人の唾がついたかもしれない周辺の手すりや椅子を触らないか、触った後はアルコール消毒や手洗いをすることを徹底する以外にない。

横浜スタジアムは屋外だからスタンドでは空気が滞留することがないので、問題はトイレや売店での観客同士の接触だ。ここでどういうことが起きるのか、それが今回の実験の趣旨であろう。

オリンピックの中止決定と言うようなデマが流れたりしているが、まだ緊急事態宣言が出ている海外の状況考えると不透明なのは間違いない。個人的には、たとえ選手以外の海外からの観光客に制限をしたとしても観客を入れて実施してもらいたいと思っている。安全な観戦ができるかどうかが、この実験の目的であろう。

オリンピックでは、屋内の競技場もあるので、これをどうするかは課題だが、屋外については今回の実験の結果である程度の対策が見えるのではないかと期待している。

アメリカではホワイトハウスの感染もまだ続いているし、1日に80,000人以上の感染者が出るっているような状況だ。ヨーロッパの各国でも再び感染が広がっている。しかし、幸いなことに死亡者は少ない。これの理由はいろいろ考えられるのだろうが、高リスク者が危険を感じて徹底的な対応していることと、多くの高リスク者が既に死亡してしまったことの両方が理由ではと想像している。

まだまだ終わりの見えないコロナウィルスだが、今回のようなスポーツにおける実験が、ウィズ・コロナ時代の新しい生活の指針を示してくれることを期待したい。

You may also like

Leave a Comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!