Metaが、スマートグラスを出して以来、スマートグラスに興味を持っている。最初のモデルはRay-Ban のフレームだったが今はOakleyのフレームのものもある。残念ながらどちらも日本は販売地域ではないので買うことができないし、その後Appleもスマートグラスを出すと報道されているので、iPhoneやMacとの連携を考えてAppleのスマートグラスが出るの待とうと思っていた。しかし、Metaが新たに発表したスマートグラスにはディスプレイが搭載されていると言うことで興味が出てきた
Metaが、9月にディスプレイを搭載した新型スマートグラス「Hypernova」を発売するという。価格が800ドルからとされており、当初予定されていた1,000ドルから引き下げられたそうだ。
現在販売されているMetaのスマートグラス「Ray-Ban Meta」が200ドルから400ドル、Oakleyのスマートグラスが最大500ドルであることを考えると、「Hypernova」は高機能なモデルとして位置付けだ。
Bloombergの報道によると、Hypernovaは、片方のレンズにアプリや通知を表示するスクリーンを搭載し、手首に装着するアクセサリーで操作できるとのことだ。また、CNETのレポートでは、スマートフォンと連携して使用する設計でありながら、将来的にはスマートフォンを置き換える可能性もあると伝えている。
Hypernovaの機能
レンズの片側に映像を投影する仕組みがある。レンズやその端に小さなプロジェクターやディスプレイが組み込まれており、ユーザーの視界に情報を重ね合わせて表示。例としては、地図の方向矢印、SNSの通知、メッセージのテキストなどだ。
また、スマートフォンを取り出してチェックする、着信、LINE通知、カレンダー予定などの情報が、視界に半透明で表示されるという。
さらに、AR(拡張現実)体験ができる。Pokémon GOやナビのように現実の景色に情報を重ねることが可能になるらしい。
スマートグラス市場
Metaのスマートグラスは、市場で大きな成功を収めているらしい。提携パートナーであるEssilorLuxottica社は、Ray-Ban Metaグラスの売上が上半期で200%以上増加したと報告している。発売当初、Ray-Ban MetaのAIが余りにもおバカと評されていたが、改善しているのかもしれない。
スマートグラス市場は、かつてのGoogle Glassが商業的に失敗したことで時期尚早と考えられて。しかし、生成AIの急速な進化とウェアラブル技術の成熟により、再び現実味を帯びてきた。その結果、競争が激化している。今年5月、GoogleはGentle MonsterやWarby Parkerといったアイウェアブランドと提携し、Android XRと呼ばれる拡張現実(XR)OSを搭載したメガネを開発すると発表した。Googleは、Android XRとAIモデル「Gemini」を搭載したスマートグラスが、便利で常に身近なAIアシスタントになると言っている。
そして、現時点では噂レベルだが、2027年頃にAppleがスマートグラスに参入するかもしれない。
MetaのHypernovaの様なスマートグラスは、スマートフォンに代わるデバイスになる可能性は否定できない。個人的もメガネを普段からかけているので、メガネだけで全てできるのであれば、こんな便利なことはない。次