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大山子798芸術区は北京市内から首都空港に向かう途中にあって、地下鉄もなく不便な場所だ。たが、空港高速を使って行けるので。観光客がたくさん集まる場所だ。北京にいた後半に住んでいた三環路と空港高速の交差エリアの三元橋からはタクシーで10分程度だから、週末の散歩によく行っていた。
本来的には、ソ連や東ドイツに貸していた工場の跡地をギャラリーとして再利用して、アート関係者が集まる場所になっている。古い工場の、そのスパルタンな装飾とアートの雰囲気などのために観光客も集まるようになったもので、今は観光客相手のカフェやレストランなど充実している。
私もよく出かけていくつかのギャラリーで気に入っている作品とその値札を見てため息をついていた。中国の「本物の」著名なアーティストの作品はいい値段がするのだが、近年の高騰ぶりを見ていると今買っても投資としても価値がありそうだが、残念ながら投資する元手がない。
仕方ないので、その街の雰囲気だけデジカメで記録して持ち帰っていた。