8月最後の日は朝から青空。普段の北京は晴れていてもガスなのか、スモッグなのか、霧なのかという日が多い。それでも時々晴れる日は、このようなとびきりの青空だ。秋に向かい青空の日が多くなると期待している。
夕方の約束まで時間があったので、新城国際という巨大開発マンション群の中にある、日系のPekotanというパン屋にパンを買いがてら、国貿のエリアに散歩に出かけた。ここのパンはイタリアン・レストランが経営していて、個人的には北京で一番おいしい。東京でも上の部類に入ると思う。
国貿は経済エリアの中心で高層のオフィスビルが集中しているエリア。地下鉄の1号線と10号線の乗り換え駅でもあるため、北京の中心と言っても差し支えない。東京で言えば丸の内と言ったところか。
また、高速道路の第三環状高速と北京の北京のメイン・ストリートの長安街の交差点で車による交通の要所でもある。すぐそばには中央電視台(CCTV)の新本社ビルの建設が進んでいる。
周辺にはショッピング街やホテルもあるため休日でも人通りは覆い。
高速はこのあたりではいつも渋滞するのでできれば車では避けたいエリアでもある。
右手奥がVCCTVビル。センターの看板は北京中にあるオリンピックのもの。本当に町中、オリンピックの看板だらけだ。去年から一般の企業の屋外広告はすべて撤去されているので、考えてみれば少し異質な世界に感じる。
地下鉄だけでなく、バス路線もここが大きな乗り換えターミナルになっていて、切れ目無く様々な行き先のバスが到着する。
左手のビル群は建外SOHOという20近い高層ビルの集中したエリア。オフィス、住宅、商業施設が集まっている。右のビルは国貿の中心の国際貿易センター第二ビル。
ここにも、高層道路にプランターが並べてあり、いつもいろいろな花が咲いている。中国の人は花が好きだ。
CCTVのビルは外観は完成したようだが、今は内装工事中なのかオリンピックが終わってもまだ工事中。
北京で一番高い国際貿易センター第三ビルも外観工事が終わったがまだオープンしていない。
世界で一番建築費が高いというCCTVの形は本当にユニークだ。ここを通って誰かが写真を撮っていないということは一度もない。
ということで国貿を一回りして、おいしいパンを買って帰宅。日差しが強く、気温も30度近いと思うが、乾燥してさわやかな風が吹いているので、そう汗もかかない気持ちの良い運動をした。すでに朝晩は20度以下の気温だし、どんどん秋めいていくのだろう。