日曜日から始まった良い天気は火曜日の今日まで続き、ずっと青空でさわやかな日だ。北京郊外の山まで見渡せるほど空気が澄んでいて気持ちが良い。
週末に五道口(ウー・ダオ・コウ)へ行った。そこから清華大学の中を通って円明園まで歩いてきた。これはyouziさんのリクエストなのだが、五道口は私の生活圏からは遠くなかなかチャンスが無かった。
五道口は北京の中心からは北西の方向にあり、第四環状高速の外側なので、郊外とも言えるだろう。オリンピックの鳥の巣などのあるオリンピック村から西へ4~5kmでかなり近い。オリンピックと言えば、卓球は五道口にある北京大学の体育館で行われた。
北京を代表する清華大学や北京大学だけでなく、日本からの語学留学も多い語言大学などもあり五道口は大学の街だ。清華大学は名門中の名門で特に理科系の大学としては中国一と言われているそうだ。そのため、上の写真のビルのエリアを通ると、Sun,MicrosoftとかGoogleとか、中国のインターネットサービス大手の捜狐とかのマークがビルについていて、多くのIT関連企業が清華大学のそばにオフィスを構えていることが分かる。
駅のそばのヘアサロン。ヘアーサロンは「造形」と書かれているので、いつも他の職業、造園とかを想像してしまう。
花屋さんが一階。楽器とゲームのお店があるあたりが学生街かな。
精華大学は巨大な大学で端から端まで歩くのに1時間近くかかるそうだ。しかも中は森のようになっていて、池のある大きな庭園もあり、住宅や店舗も点在している。大学というより、大きな一つの街だ。中をバスが通っている様だが、自転車がないと生活できないだろう。
大学の門をくぐって構内に入ってから、一般の人が住む住宅が構内にたくさんあり、そばには商店や幼稚園まである。私の大学のイメージからはかけ離れていた。
ちょうど新学年が始まったばかりで、学生がたくさん通り過ぎる。
北の端には学生寮のエリアがあって、10階建て位のアパートが10も20も並んでいる。そばにはサッカー場やテニスコートもあり、サービス棟には店や銀行、理髪店などが入っている。
なかなかきれいな学生寮。
新入生なのだろうか。たくさんの人が寮のあたりにいた。こんなすてきな環境で勉強できるのはうらやましい。中国の国家指導者のほとんどは理科系出身者で、胡錦涛さんはこの清華大学の出身だそうだ。
化学館の入り口には韓国のLGのマークがついていたが、講座か何かを寄付しているのだろう。
清華大学の西門の外で西の方向。右手の方向に円明園、左手の方向に北京大学がある。元々、このあたりは円明園で周囲が20kmもある巨大な皇帝の離宮だったそうだが、1856年に始まった第二次阿片戦争のために英仏連合軍に破壊されたために、現在の円明園は当時より小さく、それ以外の土地は北京大学と清華大学になったということだ。
この後、円明園の中を散策。写真はまた次回に。
沢山歩いたので疲れてタクシーで駅まで戻る。 正面奥の高架にになっている部分が五道口駅。ここを通る13号線は地下鉄ではなく、高架の電車。ふと見ると手前の看板がすでにパラリンピックに変わっていた。
駅の周辺には商店やレストランのあるビルが集中している。
どこへ行ってもオリンピックに関係ある標語が書かれた看板が目立つ。
駅のホームから西方向。右手奥に清華大学がある。他の写真は下記のリンクからご覧ください。youziさんこんな感じで良かったでしょうか。
http://pht.so-net.ne.jp/photo/lifestyle50/images#fid=1220245924171