三里屯(サン・リ・トゥン)は北京にいくつかあるバー・ストリートで、大使館や外交公寓(大使館関係者やメディア用のアパート・コンプレックス)があるので西洋人比率が高い。もちろん外国人の一角として日本人も結構行く場所だ。いくつかあるバー・ストリートでは規模が大きく、また服飾のビルがいくつかあるので外国人だけでなく地元の人も買い物に行く場所だ。きっとファッショナブルな街ということなのだろう。
三里屯は、サン・リ・ター(音引きのところは英語のRのように)と発音するのが普通のようだ。中国語では最後を英語のRをつけて発音するケースが多く、この地名もそのようだ。一般的に北京人は最後をRで発音することが多く、江戸っ子のように巻き舌だそうだ。
この通りはメインの表通りの一本裏の通り。33というファッション・ビルの裏にあたる。ご覧のようにこちらにもカフェやレストラン、バーが並んでいる。
ここでも再開発が行われており、右の壁の向こうでは、隈研吾などの日本人建築家も参加する、大規模な開発が行われている。
夜はもっとにぎやかだが、昼間は閑散としている。
工事の関係者が将棋かトランプをしているようだ。
一人で何を考えているのだろうか。あなたも私のような外人?
昼間、営業しているのはバーではなくて、果物屋。
夜には気がつかないものが昼間だと見える。きっと逆もあるのだろう。
昼間見ると、ここにも色々な商売があることが分かる。
今日の目的地はここ。DVDを買いに来たのだ。この通りにDVD屋が2軒あり、外国人向けの品揃えをしている。こういう店で買うDVDは箱に入っていて10元。道端で買うと薄いジャケットに入っていて5元。値段は高いが、問題があれば文句を言いにいける安心感がある。
昼間でも色々な人が通り過ぎる。
この突き当りがメイン・ストリートの三里屯路。バーやレストランがたくさん並んでいる。
バーは昼間は営業していない。
ここでは英語の本を売っている。本はニセモノを作るのが手間もコストもかかるので、売れ残りを安く売っているのだろう。
マッサージも中国では安いので外国人も良く行く。中国の人もマッサージは好きなようだ。何より日本などに比べると安い。私が良く行くところで100元程度で1時間半。
この通りで見かけたのがこれ。
なかなか雰囲気のあるおじさんが売りに来た。値段を聞くと10元。左手のトンボの値段は聞かなかった。
写真を撮らせてもらったのでおまけをつけて5元と言うと、渋い顔だが、OKなのだろう。1個お買い上げ。
本日のお買い上げは、DVD2枚20元、"Once"と"7h58"、ペーパーバック1冊30元、"The Long Tail"とあわせて合計、55元。
日曜日の今日は薄い雲が出ているが久しぶりの青空だ。