東京都写真美術館「写真のエステ:写真作品のつくりかた」

by Shogo

恵比寿の東京都写真美術館へ。 「写真のエステ:写真作品のつくりかた」というコレクション展を見る。コレクション展は都友の会会員は無料なのでお得感がある。というかこれがあるから年間で会費を払っている訳だ。

「写真のエステ-写真作品のつくりかた」というテーマで、アングル、焦点、光のあつかい、暗室作業の4つのコーナーに分けて所蔵品の展示を行っている。写真をこういう分類するというのも身もふたもない感じがするが、写真の基本を見せましょうという企画なのでしょう。個人的には写真とは光の芸術だと思っているので、光のあつかいのコーナーがつぼ。すっかり堪能した。

もちろん、写真を上記の4つに明確に分けることはできない。だから、キュレイターの判断で4つに作品を分類しているが、もともとそれは無理があるので、特に突っ込まない。光のあつかいのコーナーについては本当に好きな作品が並んでいる。被写体が人物であれ風景であれ、その瞬間の美しい光を記録するのが写真で、美しく光を捕えるのが写真だと本当に感じた。

個人的に大好きな写真家の奈良原一高の作品のオリジナルをいくつか見られたのが収穫。特に「静止した時間」の鳥の影の写真は好きな作品なのでオリジナルを見ることができてうれしかった。後は、演出写真の巨匠と思っていた植田正治の作品がアングルのコーナーに4枚あり、それぞれの構図に驚いたというか、好きになった。もっと植田正治の作品を見てみなければ。

それから、今回で好きになった写真家は、森永純と江成常夫。 植田正治も含めて、この三人の作品をちょっと見てみようと思っているので、近日中にとりあえず、東京都写真美術館の図書室に写真集を見に行くつもり。

しかし来年9月以降に長期休館に入ったら、こういう場合にどこに行けばよいのやら。

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