オリンパスが一眼レフの開発を「休止」

by Shogo

昨日の新聞記事で目をひいたのはオリンパスの記事。一眼レフの開発を休止してミラーレスに集中するという。すでにミラーレスに数年前から大きく舵をきって一眼レフは申し訳にしか発売していないから正式な発表は数年前でもおかしくなかった。今回までフォーサーズのレンズをAFで利用できるマウントアダプターが未開発だったので、フォーサーズ利用者を見捨てることになるので正式な発表は今になったのか。

オリンパスのマイクロフォーサーズは使ったことはないのだが、`Panasonicのフォーサーズは使っていた、というか今も持っている。独特の色味で良い写真が撮れると思う。すでに5年前のカメラだが、高感度耐性が低いもののそれ以外は問題ない。それに高感度と言ってもISO600程度なら問題ないのでフィルムカメラだと思えばそんなもんだ。問題はフォーサーズといいつつ、センサーのサイズが小さいのにカメラやレンズは他社に比べて特別小さいわけではない。これがOMシリーズのような外観の魅力がないのだ。

一眼レフの市場は、プロも含めても大きな市場ではないし、2大メーカーの寡占だからここで戦うのは辛かったのだろう。確かにミラーレスの方が市場は大きそうだ。 なのでオリンパスがフォーサーズを捨ててマイクロフォーサーズに経営資源を集中するのは間違った戦略ではないかもしれない。ただし、どんな商品にもフラッグシップがあって、そのイメージをブランディングに利用するとか先端的な技術を開発して、後には下位の機種にも適用するとかの意味はあるので、そのことがオリンパスというカメラメーカーのブランドに今後どういう影響を与えるのだろうか。それに休止」とは中止で、雑誌も休刊を良くするが復刊されることがないように、一旦休止すればメカニカルなミラーの機構とか光学ファインダーの技術とかだんだん失われてしまうのではないだろうか。好きなカメラだけに頑張ってほしい。いつかは、OM-3を欲しいと思っているが、マウントを増やしたくないので我慢している。あの凝縮したような姿にいつも惹かれているが。

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