「最も住みやすい都市のランキング」

by Shogo

エコノミストが毎年発表している、「最も住みやすい都市のランキング」(The Global Livability Ranking)が6月に発表されていた。

昨年に続いて大阪が10位に入っている。東京は2018年から2021年までベストテンに入っていたが、2022年からは姿を消している。大阪も2018年に初登場して3位に入り、2019年が4位。2021年は2位と上位にあったが、2022年、2023年とも10位でベストテンの下位に下がった。

この最も住みやすい都市のランキングは、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)によって作成され、エコノミスト誌上で発表される。専門家が各都市の生活品質を評価して、ランキングを決めている。安定性、医療、文化と環境、教育、インフラの5つの主要なカテゴリーの39の指標で世界の215の都市を評価しているそうだ。つまり、小さな住みやすい村などは対象ではない。本当は、そういう所に住みやすい場所があるだろう。だが、これは、あくまでも都市のランキングである。

2023年は、2022年に続いてウィーンがトップ。続いて、コペンハーゲン、メルボルン、シドニー、バンクーバー、チューリヒ続き、7位タイでカルガリーとジュネーブで、 9位にトロントが入る。大阪は、オークランドと並んで10位タイ。

10位の大阪とオークランドのポイント数は96で1位のウィーンが98.4なので差は大きくはない。

大阪は2021年の2位の時のポイントが94.2なので、2023年は96.0とポイントが上がっているが、順位が下がっている。他の都市の住みやすさのポイントが大きく上昇していると言う事のようだ。2023年の大きな変化は、全体的に、そして、特に開発途上国の医療と教育の改善により、生活可能性の平均スコアは15年間で最高に達しているのだそうだ。

トップのウィーンが2年連続で最も生活しやすい都市としてトップに立っている。ウィーンは、特に安定性、医療、教育のすべてのカテゴリーで高いスコアを獲得している。その点で言えば東京も大きくは遅れていないと思われるが、ポイントとしては低いようだ。

個人情報を渡して、簡易版の報告書を手に入れたが、それには全都市のランキングは出ていない。有料版でないだめなようだ。そこで、推測だが、安定性、医療、文化と環境、教育、インフラについて、どこが東京の劣っている点だろうか。どれをとっても大阪に劣る点はないと思えるが、人口が多いと、一人あたりのベッド数と劇場数とか大学とかの点でポイントが下がってしまうのだろうか。よく分からない。ともかく、大阪が住みやすいという結論で良いだろう。

広島は対象ではないが、程よい大きさの街で、何でも揃っているし美術館などの文化施設も充実している。このような、住みやすい街は世界中にたくさんあるのだろう。だが、世界で215都市しか対象でないから、住みやすい都市がみんな含まれているわけではない。

昨日で梅雨明け。今日も熱くなりそうだ。前期授業もあとは来週だけ。

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