「LinkedInがゲームに参入」という見出しに興味を持って読んでみた。LinkedInは、登録して入るが年に一回も使わないアプリだ。ビジネスのSNSという印象のLinkedInとゲームは結びつかなかった。しかし、5月からLinkedInでゲームができるようになっていた。ゲームはメンバー間のネットワーキングを促進するためだそうで、第一次の関係のあるメンバーとのみ1日1回プレイ可能だそうだ。タイトルとして「Queens」、「Crossclimb」や「Pinpoint」といった3つのゲームが提供されているそうだ。確認していないので、どのようなものか分からない。
Facebookは以前よりゲームができるが、他のITメディアのゲームを調べてみるといくつかの企業がゲームの提供を開始していた。
以前より契約しているのに知らなかったのは、Netflixのゲーム参入だ。すでに2021年にゲーム市場に参入し、現在では「GTA: The Trilogy」や「Assassin’s Creed」、「Monument Valley」などの人気タイトルを含む約100本のゲームを提供していた。また、Netflixのオリジナルシリーズ「Love Is Blind」や「The Queen’s Gambit」、「Stranger Things」などに関連するゲームもラインナップに含まれているそうだ。これらのゲームは、iOSおよびAndroidデバイスのモバイルアプリを通じて、Netflixのストリーミングサービスの加入者に無料で提供されている。2023年には、NetflixのゲームがApp StoreとGoogle Play Storeで全世界で8,120万回のダウンロードを記録した。さらに、ブラウザで直接ゲームをプレイできる機能の実験や、ゲーマータグの導入、クラウドゲーミングサービスのテストなど、様々な方法でゲームセクションを拡大しているそうだ。
つまり、Netflixのゲーム参入を知っていてスマホでアプリをダウンロードしなければいけないので、知らなかったようだ。ゲームに興味がないので、紹介されていたかもしれないが、見ていない。人は見たいものしか見ないものだ。
さらにYouTubeもだった。2024年5月にゲーム機能を正式に統合し、「Angry Birds Showdown」や「Cut the Rope」、「Trivia Crack」、「8 Ball Billiards Classic」などの人気ゲームを含む75以上のミニゲームを提供している。これらのゲームは、プレミアム契約者に、デスクトップ、Androidデバイス、iOSデバイスで無料でプレイできるようだ。これも契約していないので知らなかった。
これらの企業のゲーム市場参入は、それだけ魅力的だからだろう。2023年の世界のゲーム市場規模は2,216億ドルに達している。IMARCグループの予測によると、この市場は2032年までに4,713億ドルに達し、2024年から2032年にかけて年平均成長率8.74%を記録する見込みだそうだ。この成長の主要な要因には、特に若年層の間でのゲーム人気の高まり、オンラインでのeスポーツやマルチプレイヤーのビデオゲーム大会の出現、そしてスマホ、タブレットなどの利用増加が考えられる。
特にクラウドゲーミングサービスにより、かつてのようなハイエンドのハードウェアなしでゲームをプレイすることを可能にしていることも要因だろう。
ゲーム市場はVRやARなどを含めた技術の進歩とモバイルデバイスの普及により急速に成長している。NetflixやYouTube、LinkedInなどの異なる業界の企業がゲーム市場に参入することで、多様化と新規ユーザーの獲得が期待されるだろう。今後もこの有望な市場に、新しい技術やサービスの導入が投入されて成長が続くと思われる。