FIFAが独自配信サービス、FIFA+を開始

by Shogo

誰もが自分のメディアを持って、既存のメディアをスキップする直接配信の時代になっている。ユーチューバーがその代表だ。FIFAは、既存のプラットフォームではなく、自前のサービスを開始した。FIFA+と言う映像配信サービスは、事前に情報がなかった所に、いきなり始まったので驚いた。

FIFA+を開くと最初に現れるのは、「ロナウジーニョ:世界で最も幸せな男」と言うロナウジーニョについての長編ドキュメンタリーだ。未公開映像を含んだ90分のドキュメンタリー映画で、ロナウジーニョの半生を描いている。まだ、始めを少し見ただけだが、面白そうだ。

これ以外にも「キャプテンズ:シーズン1」は、ワールドカップ・カタール大会予選で各国代表を率いた6人のキャプテンを描いたドキュメンタリーだ。これは、まだComing soonとなっている。さらにいくつもオリジナルコンテンツが並ぶ。クロアチアのサッカーのドキュメンタリーなど、今後もいくつも公開されるようだ。

FIFA+は、英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、ペイン語の5ヵ国語でスタートして2022年6月にはさらに6ヵ国の言語が追加されると言う。これには、日本語が含まれるのだろうか。人口的に中国語はありそうだが。残りの5ヵ国語に日本語が入れるか。今後、FIFA+が広告を入れると考えると、市場として日本は対象になるから、入るのだろう。他に主要な言葉はあまりない。

オリジナルコンテンツ以外に、試合や過去のワールドカップのアーカイブも試合データも提供される。2022年末までに100以上の加盟国の年間40,000試合以上のライブ中継が行われる予定になっている。女子の試合も11,000試合含まれ、毎月1400試合が配信され、その後追加されていくと言う。これでは、見る方も大変だ。既存のメディアで放送されない試合がほとんどだろうから、その試合の関係者にとっては貴重な配信になる。これが、インターネット配信の強みで、良い点だ。

過去のワールドカップのアーカイブに関しては。男子と女子のワールドカップの映像2000時間分が保存される。試合丸ごと、ハイライト、ゴールシーンなど2500本の動画の配信からスタートし、その後追加されると言う

データについては、男子400試合、女子65試合の情報が提供される。これは、まだよく見ていないのでわからない。

これらのコンテンツ以外にサッカー界のニュースを毎日配信したり、投票、クイズ、ファンタジーゲーム、予想ゲームなどのインタラクティブなゲームも用意されるので、試合を楽しむ以外の使い方もある。サッカーに関する総合ポータルと言うような感じになるのだろうか。

FIFAが、その莫大な収益をこのような形で、世界のサッカーファンに還元するのは良いことだ。

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