地理推理者というゲーム

by Shogo

GeoGusserと呼ばれるゲームがあるようだ。地理推理者とでも訳すのだろうか。Googleのストリートビューの画像を使ってそれが、世界のどこで撮影されたのかピンポイントで答えを出するゲームだ。数秒で当てる人もいると言う。

このゲームでは、Googleストリートビューで、どこか特定の場所の画像を表示して、それがどこかをできるだけ早く答える。答えた場所がピンポイントの場所に近ければ近いほど多くの点数を獲得する。多くのプレイヤーは数秒で答えを出すという。

GeoGusserは、スウェーデン人のソフトウェアエンジニアがアメリカ旅行中に思いついたゲームだそうだ。今は25人の会社となり、登録者数は4,000万人だと言う。その会員の一部は毎月2ドル払って無限にゲームができるゲーム購入者だ。これが、何人かは記事には書かれていなかったが、4,000万人の会員がいるのであれば広告収入もかなりだろう。

iPhone用とAndroid用のアプリがある。サイトを見たが、会員登録前では広告は確認できなかった。広告モデルではないのかもしれない。サイト内には、日本を対象とした日本語のコーナーもあり、日本人にもプレーヤーがいるようだ。

Googleストリートビューにタダ乗りかと思ったらそうではなく、GoogleはGeoGusserにソフトウェアの使用料を請求していると言う。確かに、Google Playでアプリも配布しているのだから、タダ乗りはできないだろう。

写真を見て、それが世界のどこで撮られた写真かをピンポイントで答えられるまでにはどれだけ、Googleのストリートビューを見て過ごすのか想像もできない。1日や2日でないことだけは確かだ。こんな遊びもGoogleのストリートビューが登場しなければ生まれなかった。Googleストリートビューは、私たちの地理の感覚を変えた。死んだ父は、病室で病室で飽くことなく、自分が行ったことのある場所のストリートビューを見ていたことを思い出す。

まだ行ったことのない場所を事前にその風景や雰囲気を確認すると言うこともGoogleストリートビューが登場する前はできなかった。旅行に出かける時など事前にその街の雰囲気などをストリートビューで確認することがある。道に迷わないためにも賢明な方法でもある。広島のアパートを探すときは、電話で不動産屋から話を聞いて、内部は不動産屋のインターネット上の写真で確認し、周辺の雰囲気はGoogleのストリートビューで確かめた。それで実際には足を運ぶことなく物件を決めた。家を買うわけではないので、それで十分と思っていた。

Googleストリートビューの撮影をする車を何度か見かけたことがある。これは珍しいことではないが、Apple Mapの撮影する車を、一度原宿で見かけた。これはきっと珍しい。

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