ジョン・グリシャム

by Shogo

昔、アメリカにいた頃、ジョン・グリシャムの”The Firm”という小説のペーパーバックが、どこの本屋でも山積みになっていて、最終的に買ってしまった。読み始めて言葉通り読むのを止められず、睡眠と仕事以外はずっと読んで、英語の本としては最速で読み終えた。本当に面白いと思った。その後、この小説はトム・クルーズ主演で映画化もされた。というか、彼のかなりの多くの作品がそれ以来、映画化されている。”The Firm”を読んで以来、新作が出る度に大抵は読む作家のひとりとなった。

もちろん凡作もあるし、ミステリーでない作品もあるが、楽しく読んでいる。理由の一つは英語の文章がやさしいということもある。もちろん外人向けに書いているわけではないが、アメリカ国内でも文章が簡単というのがベストセラーの秘密なのだろう。

そのジョン・グリシャムの”The Firm”がテレビで始まり、録画しておいたのを見たのだが、やはり20年前の作品のテレビ化ではなく、その小説の10年後の設定のドラマとなっている。まだ、第一回の放送が終わったところだが、面白そうだ。

先日来ちょうど新作の小説を読んだ後で、読んでない旧作を読んでいる最中に録画を見て、翌日、小説に戻ったのだが、読みかけのところから再開して読み始めたが、まったく何の話か思い出せない。グリシャムの多くの小説の主人公が そうであるように弁護士が主役なので、話がごっちゃになって、少し戻って読み返したが、ストーリーが全く思いだせず、読んでいた小説の方のストーリーに戻るのにかなり時間がかかってしまった。またまた、こんなところで老化を感じてしまった。情報処理能力が落ちているのかもしれない。

新作のCalico Joeは、ロバート・レッドフォード主演の映画”Natural”を思い出すようなお話で、メジャーリーグ好きとしては面白く読んだ。普通のグリシャムの作品とは違う作品。パートナーは、グリシャムの典型的な弁護士が主役の話で面白いのだが、終盤に入って落ちがどうなるか考えていたが、思っていた通りの結末だったが、全体を通して展開が面白く、すぐに読み終えた。

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