ウメハラカメラサービスから電話があり、オーバーホールが完了したという連絡が携帯電話にあった。ちょっと難しい話をしていたので、悟られないようにビジネスライクに喋る。その時に価格の説明があったが最低の価格で済んで思わず笑みが浮かぶ。
故障の箇所もなく部品交換もなかったので、費用は最低。他でオーバーホールする半額までいかないが近い感じだ。T-Maxが数十本程度。シャッター幕の交換が入ると1万6千円余計かかると聞いていたのでほっとする。それからマウントが狂っていたら1万円ということだった。シャッター幕もマウントも、問題がなかったそうだ。傷も少なくグッタペルカも奇麗な個体なので大切に保存されていたということだ。それでも私が100本弱のフィルムを使ったら少し動作がおかしくなった。機械なので油が切れたり、狂いが出てくるのだろう。
ウメハラさんに受け取りに行って、フィルムを巻いて空シャッターを切ってみる。とりあえず一番良く使う1/250に設定した。少し引っかかりを感じたフイルムの巻き上げは滑らかになり、良く言うヌルッとした感じだ。シャッター音も以前より静かになった感じがする。次に1秒で切るとシャッター音の後の余韻が心地よい。ファインダーも少しクリアになったと聞いて覗いてみたが、これはそうも感じなかった。こういうものは比べて見ないと分からないことが多い。でもきっと綺麗になったのだろう。
やはりメカニカルな機械は直せば長く使えるが、たまには整備をすることが大事だ。考えてみるとこれは何にでも当てはまる。人間の体というか健康もそうだし、人間関係もそうだし、個人の能力というかスキルも同じだ。ということで今朝の散歩は帰ってきたM3SSだ。
こうなるとM3ダブルストーロクもなんとかしたくなるが、DSだと部品が無くなってきているらしい。巻き上げが滑り始めてももうその部品は無くなったので、その滑りは直せないらしい。なので近いうちに一度オーバーホールをしておこうかと思案中。