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先日、庭園美術館の「皇帝の愛したガラス」展のプレスプレビューに行った際の写真。普段は美術館の中は撮影禁止なのだが、プレスプレビューということで撮影許可をいただいたので、展示物以外に美術館そのものも撮影した。撮影ができる機会は年に数度ある美術館の公開の時に可能だが、まだ参加したしたことは無かった。
東京都庭園美術館は1933年完成ということで、当時のヨーロッパのデザインで建設されている。その様式はアール・デコで1910年代から30年代にかけて流行したそうだ。ニューヨークにはこの様式の建物がたくさんあり、一番好きなクライスラービルもアール・デコでデザインされている。
wikipediaによれば、アール・デコは「幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などの特徴を持つ」そうだ。東京都庭園美術館には「幾何学図形をモチーフにした記号的表現」が見られるが、「原色による対比表現」は見られない。建築家はフランス人だそうだが、細部は日本人がおこなったから、原色を住宅に使うことは、施主の朝香宮も含めて好まれなかったのだろう。
お決まりのような市松模様の床もベランダに見られるし、内部のデザインもアール・デコそのものだ。ただ、外観はデザイン的にはシンプルで装飾は控えめで、日本的な趣味を感じさせる。
週末は二日とも出かけて飲み過ぎたので、朝が辛いが今朝もエルに5時に起こされる。今週はおとなしくしていよう。また暑くなるそうだし。