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コダックのモノクロフィルムの値上げの噂について、コダックに問い合わせた人がブログに書いていた。値上げはブローニーだけではなく、モノクロフィルム全品のようだ。値上げ幅は商品によって違って、35mmフィルムは小幅だが、100ft.の長巻きは40~45%ということで、かなり大きい値上げになる。今年は経費削減のために長巻きをもっと使おうと思っていたが、あてが外れた。現時点では長巻きは4450円程度で買えて、36枚が20本ほど作れるので1本当たりの価格では通常の35mmの36枚撮りを買うよりも価格は半分以下となる。これが45%も値上げになると、その差は小さくなる。新料金での通常の35mmフィルムが550円になるようなので、長巻きから作った1本45%の値上げで300円を超えるようになるとうま味が薄れる。
印画紙は、B&HやFreestyleといったアメリカの写真用品の通販サイトから買っているが、送料を負担しても日本で買うよりは遙かに安い。でも、なぜかコダックのフィルムの価格はアメリカのほうが高かった。100ft.の長巻きは61.99ドルなので80円で計算しても5000円近い。昨年のプラハでの経験でもコダックのフィルムの価格は日本の方が遙かに安かった。このあたりの価格調整ということがあるのだろうか。
ともかく生産中止ではなく値上げなので、当面はフィルムも使えるが、さらに値上げになって現実的な価格でなくなったら、そう気軽には使えなくなるかも知れない。現在では長巻きを自分で巻いて自家現像をしている限りは、本当に安い趣味で、ゴルフなどに比べたらごくわずかしかお金がかからないが、もっと値上げになって高価な趣味になる日がくるのだろうか。