156
すでに3月中旬。冬の間は7時半でも真っ暗だったが、アパートを出発する6時過ぎにはすでに明るくなっていた。写真は暗く写っているが、実際にはもっと明るかった。
建国門付近
建外SOHO付近
空港に着いた7時前には、すでに太陽がかなり昇っていた。先月までは空港についてもまだまだ真っ暗だったのに日がどんどん長くなっている。また夏だ。
今回も窓際だったので外を見てみたら渤海が見えた。写真では分かりづらいが海が茶色に濁っている。雨は最近降っていないので雨水が流れ込んだ訳ではない。もしかすると単に遠浅だから上から見ると茶色に見えるのかもしれない。ただ環境汚染や水質のニュースが頭にしみ込んでいるので、そういうように見えてしまう。このところ毎日のようにオリンピックと大気汚染の話題がCNNなどに出てくるが、こまちゃんさんも書かれているように抜けるような青空の日も多いのも事実だ。大気を検査している訳ではないので、どれほどの汚染物質が含まれているかは知らない。でも空気が澄んでいるように見えて空は真っ蒼なのだ。
ニュースの力は大きくて、北京→大気汚染→スモッグの街という固定観念が出来上がる。家人に北京のきれいな青空の説明をしてもあまりピンと来ていない。
東京に帰ると確かに東京の空気の方が澄んでいるように見える。でもこれも私が既成概念で空気を吸っているからだろう。実際には空気中には花粉が大量に含まれていて、くしゃみと鼻水が止まらない。他に何が含まれているかも知らない。
でも下の九十九里の海と比べても、渤海は水が茶色に見える。九十九里は海が深いと聞いたことがあるので水が茶色に見える理由は実際は別かもしれない。
一番で、マスクを買いに行かなければ。